2004年ブロイラーの生産および価格動向


◇絵でみる需給動向◇


● ● ● 2004年生産量は前年比4.3%増 ● ● ●

 米国農務省(USDA)によると、2004年12月のブロイラー生産量(可食処理ベース)は、前年同月に比べて5.5%増の132万3千トンとなった。ブロイラー生産量は、2004年当初、鳥インフルエンザ発生の影響などによる輸出量の減少などから低調に推移することが懸念されていた。しかし、国内外における鶏肉需要の高まりを背景に、2004年においてはほとんどの月で前年レベルを上回って推移し、2004年全体では前年に比べて4.3%増の1,549万トンとこれまで最高であった2002年を上回る結果となった。

● ● ● ひなふ化羽数も前年を上回って推移 ● ● ●

 生産量に大きく影響するひなふ化羽数は、2004年11月では前年同月に比べて3.3%増の7億3,079万羽となった。ひなふ化羽数は、2003年前半では前年同月を下回って推移していたものの、2003年10月以降14カ月連続で前年同月を上回っている。また、2004年7月以降のひなふ化羽数の対前年増加率をみるとやや上昇傾向にある。

ひなふ化羽数の推移
資料:USDA/ERS「Dairy, Livestock and Poultry Outlook」


● ● ● 2004年生産者販売価格は前年比27.8%増、卸売価格は19.6%増 ● ● ●

 ブロイラー生産が安定的に推移する中、2004年の価格動向をみると、2004年12月の生体の生産者販売価格は前年同月に比べて2.6%高の1ポンド当たり39セント(1キログラム当たり90円、1ドル=105円)と2003年2月以降連続で前年同月を上回り、2004年平均価格は前年に比べて27.8%高の同45セント(同104円)となった。

 また、12月のブロイラーの卸売価格(12都市平均丸どり価格)は、前年同月に比べて3.5%高の同68セント(同157円)で、2004年平均価格は前年に比べて19.6%高の同74セント(同171円)となった。

 このように、2004年における生産者販売価格および卸売価格は全体的に高値で推移したものの、2004年後半では生産量、冷凍鶏肉の在庫量の増加(2004年11月末現在、前年同月比35.1%増の34万9千トン)などからそれぞれ低下傾向で推移した。USDAによると、今後の鶏肉価格は、(1)ブロイラー生産量の減少、(2)中国での米国産鶏肉輸入停止措置解除などによる輸出増を反映した鶏肉在庫の減少−から再び上昇傾向に転じると見込まれている。

生産者販売価格および卸売価格の推移
資料:USDA/ERS「Dairy, Livestock and Poultry Outlook」

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