「第55回モンゴメリー郡農業祭」



ひとくちMemo

 ワシントン駐在員事務所のある米国メリーランド州モンゴメリー郡の農業祭は1945年から開始され、昨年8月で第55回を迎えた。この農業祭は開始以来地元の4Hクラブ(農業青年の活動組織)の全面的な支援を受けて開催され、家畜の共進会などを中心としており、米国の東海岸地域ではこの種の農業祭としては最大規模であるとされている。メリーランド州の2003年の総農業粗生産額は14億6,655万ドル(約1,540億円、1ドル=105円)で、中でもブロイラー生産が4億9,475万ドル(約519億円)と第一位となった。なお、畜産全体の農業粗生産額は8億4,661万ドル(約889億円)と耕種全体の6億1,994万ドル(約651億円)を大きく上回った。



 農業祭はワシントン駐在員事務所から車で約30分程のモンゴメリー郡催事場で開催された。会場の約半分は移動遊園地であったが、祭の主体は家畜の共進会であった。

 
 祭は地元の 4 Hクラブの全面的な協力により支えられており、この畜舎も奉仕活動により建てられた。  
 お揃いのグリーンのポロシャツを着た 4 Hクラブの会員

 
 メリーランド州の農業粗生産額の第一位がブロイラーであることもあってか、種鶏や愛玩鶏の展示販売も行われていた。    共進会に先立ち随所で入念な家畜の手入れが行われていた。

 
 大人に混じり、子供も慣れた手つきで牛を引く。
 
 昔ながらのハサミで毛刈りをしながら昨年の産子がとても良かったことなどを話してくれた。  ヤギの共進会の様子。群としての斉一性などが審査の対象とされる。

 
 バークシャー部門の表彰式の様子。    展示ブースにはバイソンの子牛もいた。

 地元のアルパカ協会が会員の募集も兼ねて展示を行っていた。

 草競馬ならぬ子豚レースで盛り上がっていた。勝豚投票券(?)の購入者には特大のぬいぐるみなどが当たる。

 
 エキシビジョンで馬具の装着のデモンストレーションが行われた。    このような祭りにピックアップトラックでキャンピングカーを引いて家族でやってくるというのはアメリカ流である。

 子供コーナーの乗馬は 1 周 3 ドル。人気上々で列ができていた。    農業祭の主役は畜産ということもあってか、ブランコも馬である。

 砂場ならぬ大豆の巨大な升。農業生産を取り巻く環境の日米の差を感じた。

ワシントン駐在員事務所 犬飼史郎、道免昭仁 



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