世界の飼料穀物需給


◇絵でみる需給動向◇

● ● ● 2004/05年度の飼料穀物生産量 ● ● ●

 米国農務省(USDA)が2004年12月27日に発表した12月の2004/05年度(10月〜翌年9月)の飼料穀物需給予測によれば、世界の飼料穀物生産量は先月予測から400万トン増加し、記録的な9億8,900万トンに達するとされた。トウモロコシが450万トン、ソルガムが30万トン増加するとされた。一方、大麦は、50万トン、ライ麦は30万トン減少するとされる。

 主要穀物であるトウモロコシをみると、ウクライナで収穫期の適量の降雨などによる好条件により記録的な生産量となり140万トン増加し800万トン、その近隣であるロシアでも60万トン増加の300万トン、モルドバ、ブルガリアおよびセルビアでも増加したとされる。また、メキシコでは70万トン増加の2,100万トンとなった。南アフリカも40万トン増加の970万トンとなった。さらに、ベトナムは40万トン増の280万トンと各生産地ともに生産量を伸ばす見込みとなっている。

● ● ● 飼料穀物の期末在庫量は増加 ● ● ●

 2004/05年度の消費量は、米国、メキシコ、ウクライナ、中国などで生産量の増加から価格が軟調となることから先月予測から240万トン増加し記録的な9億6,600万トンに達するとされる。期末在庫も、米国、南アフリカ、カナダ、ベトナム、ウクライナなどの生産量の増加から300万トン増加し1億5,320万トンとされている。

● ● ● 米国の輸出量は減少 ● ● ●

 2004/05年度の米国のトウモロコシ輸出量は、競争の激化による低調な販売により先月の予測から100万トン減少し5,100万トンとなるとされる。予測によると2004年12月現在のトウモロコシの輸出量は860万トンと前年の1,030万トンに比べ大幅に減少している。一方、メキシコ、ベトナム、カナダの輸入量がそれぞれの国での飼料穀物生産量の増加に伴い減少しており、世界全体の貿易量は、昨年より300万トン減少し7,560万トンとなるとされている。

 また、米国のソルガム輸出量は低調な販売と主要な輸出先であるメキシコ向けの輸出量の減少から、先月予測から50万トン減少し450万トンとされる。メキシコでは、昨年からトウモロコシとソルガムの生産量が増加するとされ、飼料向け穀物の供給が増加しているものの、輸入ソルガムの需要が落ちこんでいる。


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