中国南部の干ばつの影響はわずか


 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が先ごろ公表した報告書によれば、2004年9月から広西、広東など中国南部地域を中心として50年で最低の降雨量が続いており、穀物などの収穫量への影響が懸念されていたが、USDAの予測では干ばつの地域は湖北、湖南省の限られた地域とされ、今のところ穀物などへの影響は大きくないものとされる。

中国の穀物生産は6%増と予測

 今回の中国南部地域の干ばつでは9〜11月の降雨量が極めて少なかったため、2期作目の水稲ほか冬作付けの小麦、野菜などの収穫量に影響が懸念されると報道がなされているが、中国政府によれば中国全体で04/05年度の穀物収穫量の予測は前年度比6%増の4億5,500万トンと見込まれ今のところ変更されていない。

11月に中国南部地域に降雨

 11月の第2週、中国南部の広い地域で寒冷前線の南下により、湖北、湖南、江西、広西、広東省の北部で50ミリメートルの降雨があり、中国南部地域の干ばつの影響を緩和させるものと期待されている。

○カナダ産牛肉、香港への輸出再開の動き

 イギリス食肉家畜委員会(MLC)の報道によると、香港は、カナダのBSE対策を評価した結果、カナダ産牛肉の輸出再開を認めると発表した。香港は2003年5月にアルバータ州で乳牛の雌牛にBSEが確認されて以来、カナダ産牛肉の輸入停止措置を行っていた。香港食品環境衛生局は、と畜時にBSEリスクの高危険部位を取り除いた30月齢未満の骨無し牛肉に限り輸入を再開するとした。

 カナダは香港に2002年で360トンの牛肉輸出実績がある。香港は2004年1〜9月まで3万8千トンの輸入実績があるがその45%がブラジル、20%が中国からのものとなっている。米国からの牛肉輸入は現在も再開されていないため、カナダは今後、香港への牛肉輸出に占める割合を伸ばすものと考えられている。なお、現在のところ輸入再開の時期については公表されていない。


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