● ● ● 生産の減少と価格の上昇続く ● ● ● タイ農業協同組合省発表の9月のブロイラー生産量(出荷羽数)は、42.5百万羽と前年同月を4.5%下回った。2004年11月の底から回復した2005年3月以降、7月までの平均生産量は6千万羽となっており、それと比較すると8月以降は減少に転じている。 図1 鶏肉調製品の生産と輸出
● ● ● 第3四半期までの調製品輸出量が前年同期比47%増 ● ● ● ブロイラー加工輸出協会が取りまとめた第3四半期までの鶏肉調製品の輸出量は、前年同期比47%増の18万9千トンとなった。中でも日本向け輸出は6割以上の増加となっており、EU向けも4割の増加となっている。一方、日本を除くアジア向けは17%の減少となっており、中でも韓国向けが3割の減少となっている。 図2 ブロイラー輸出の動向(1月〜9月)
表1 国別輸出状況(2005年1月〜9月) 一方、鶏肉調製品の輸出額を見ると2005年9月までには217億9千万バーツ(632億円)となり、前年同期比41%の増加となっている。輸出額の伸びが数量の伸びを下回っているのは、製品単価が低下しているためであるが、既に2004年通年の実績を超過している。同協会は2005年通年での見込み額を311億バーツ(900億円)としており、前年比34%増と見込んでいる。なお、この金額は、鳥インフルエンザ発生確認以前の2003年の6割増となっている。 |
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