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ひとくちMemo
ウルグアイの首都モンテビデオから東に約130キロメートル離れたプンタ・デル・エステ近郊のエルペニャスコ農場は、ホルスタイン種やフレックビー・シンメタール種を約50頭飼養する乳肉複合経営を行っている。同農場では、フェルナンディーナ種と呼ばれる乳肉兼用種のミニ牛も飼養されている。フェルナンディーナ種誕生のきっかけは、同農場オーナーのコーエン氏が、ブラジルで「カロリーナ」と名付けられたミニ牛に出会ったことによる。コーエン氏は、単にマスコット的な存在ではないミニ牛の品種を作ろうと思い立ち、アバディーンアンガス種とヘレフォード種を基に体型が小さくなるよう交配、さらに、ホルスタイン種、ジャージー種を掛け合わせ、10年を経て乳肉兼用種として完成させた。このミニ牛は、ウルグアイ固有の品種として、牛では唯一ウルグアイ農牧協会(ARU)に登録されている。 |
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農場所有者のコーエン夫妻。夫のラファエル氏は1919年イスタンブール出身。リンダ夫人は1924年ミラノ出身でウルグアイ国内だけではなく、スペイン、ブラジル、アルゼンチンでも個展を開く著名な画家。 2003年11月には紀宮殿下が同農場を訪問、オルネロ(カマドムシクイ:英文名オーブンバード)の巣をプレゼントしようとしたところ、衛生上の問題から持ち帰れず受け取られなかったとのこと。殿下からは紋章入りの一輪挿しを贈られた。 |
(ブエノスアイレス駐在員事務所 横打 友恵、松本 隆志)
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