● ● ● ブロイラー生産は安定的に推移 ● ● ● タイ農業協同組合省発表の8月のブロイラー生産量(出荷羽数)は、6,650万羽と前年を6.8%下回ったものの、4月以降の生産量はほぼ6,200万羽前後となっており、直近の生産は安定的に推移している。 図1 ひなふ化羽数とひな価格
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11月27日、タイ政府とEU委員会の間で協議が進められていたEUのタイ産加塩鶏肉と鶏肉調製品の輸入枠について、加塩鶏肉92,610トン、鶏肉調製品160,033トンに決定した。これまで、タイでは、EU域内の鶏肉産業を保護するため、厳しい数量が設定されるのではないかと懸念されていたが、2005年のEU向け鶏肉調製品の輸出実績である10万9千トンを47%も上回る設定となった。ただし、適用期間に関しては今のところ明示されておらず、加塩鶏肉については、鳥インフルエンザ(AI)の発生により、原則として輸出ができない状態にある。
今回の決定に対して、大手鶏肉輸出企業であるチャロンポカパンフーズ(CPF)は、特に鶏肉調製品において、EUの輸入枠の設定が高いレベルであるほかに輸入関税が8%と想定よりも低いレベルにとどまったとし、今後の輸出機会が拡大したとして歓迎の意を表している。
EUの鶏肉製品輸入枠
資料:EU委員会 |
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