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と畜前の生体牛は、ロットごとに頭数と生体重を確認した後、ペンに搬入・管理される。 |
と畜・はく皮後、内臓が摘出された枝肉からBSEの特定危険部位であるせき髄を吸引しているところ。
枝肉の前半分と後半分を異なる担当者が作業することにより、せき髄は適切に除去される。 |
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日本向けの枝肉は、保冷庫内の日本向け専用レーンに区分して保管される。ほかの枝肉が混入しないよう、レーンには鍵がかけられている。同工場では、と畜後の枝肉を通常、48時間熟成のためにチルド室で保冷する。米国では、96年以降、連邦政府が検査を行うすべての食肉処理施設に対して、危害分析重要管理点監視(HACCP)システムの採用が義務付けられるなど食品の安全性確保対策が図られている。
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日本向けの枝肉には、パッカーの「J」スタンプと、USDAの認証スタンプが押印される。
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米国では27年以降、肉質の格付けが実施され、65年以降は歩留まりの格付けも採用されている。牛枝肉は、第12-13肋骨間のロース芯の面積、背脂肪厚、内臓への脂肪付着度などにより格付され、USDAの格付け員により等級のスタンプが押印される。 |
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【豚肉パッカー】 |
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インディアナ州北西部に位置するインディアナ・パッカーズ社の全景。トウモロコシや大豆畑に囲まれた環境面で恵まれた立地条件の下、食の安全・高品質・価格競争力・生産性などを考慮し、91年に稼動を開始した豚肉パッカーである。2シフトによる生産規模は年間300万頭を超え、現在、規模拡大に向け生産ラインを増設中である。 |
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同社所有の素豚が育成・肥育される最新の豚舎。8,000頭の肉豚を飼養している。米国では、繁殖・育成・肥育の施設を分けたいわゆるスリーサイトオペレーションが主流だが、最近新築される豚舎には、育成と肥育を兼ねたいわゆるWean-to-Finishと呼ばれるオペレーションも登場している。肥育効率の改善、移動コストの削減が目的で、きめ細かく豚を管理する技術の向上がこれを可能にしている。
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生体豚専用の運搬トラック。トラックの車両は2段あるいは3段式で、1車両当たり190〜200頭の肥育豚が積載可能である。同社へは、インディアナ州のほか、オハイオ、イリノイ、ミシガン州など主にコーンベルト地帯東部より1日当たり約15,000頭の肥育豚が搬入される。工場内で、枝肉重量、赤身率、脂肪の厚さなどが計測され、生産者へのプレミアムが決定される。
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米国では、湯はぎ方式による解体処理が一般的である。毛焼き後、表面の殺菌のため、と体は繰り返し洗浄される。同社で生産された豚肉の約1割(重量ベース)は日本向けに輸出され、9割が米国内で消費される。日本向け製品は、肉質、肉色やロースの厚さなど顧客の多様な商品規格の要望に応じた日本市場に適した豚肉だけが厳選される。 |