LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


8年4月2日号(通巻236号)


牛肉の信頼性回復へ困難な道のり (full story)

【ブラッセル駐在員 釘田 博文 3月29日発】 英国政府の諮問機関が先週 発表した牛海綿状脳症(BSE)に関する報告は、一瞬にして、英国およびEU を大混乱に陥れたばかりでなく、その波紋は世界中に広がっている。人の健康に 対するリスクを最小限にとどめる努力が最優先であることは言うまでもないが、 併せて、崩壊に瀕している英国牛肉産業と牛肉への信頼回復に向けて、EUは極 めて困難な課題に直面している。


豪州の和牛交雑種の生産状況 (full story)

【シドニー駐在員 石橋 隆 3月28日発】 豪州の和牛は、91年に米国か ら輸入された生体和牛と精液がその起源となっている。それ以来、一部の研究機 関やフィードロットでは和牛交雑種の肥育試験が行われてきたが、先般ビクトリ ア州のあるフィードロットは、その試験結果について、特に脂肪交雑において良 好なデータが得られたと報告している。


家きん肉貿易問題、米露間で合意 (full story)

【デンバー駐在員 堀口 明 3月28日発】 ロシアの米国産家きん肉輸入禁 止問題の解決に取り組んでいた米国のゴア副大統領は、3月25日、ロシアが輸 入禁止措置を実施しないことに同意したとの声明を発表した。また、米国農務省 も翌日、グリックマン農務長官名で同様の声明を発表した。


フィリピン、トウモロコシの輸入開始 (full story)

【シンガポール特派員 末國 富雄 3月27日発】 フィリピン農業省は3月 12日、飼料用黄色トウモロコシ15万トンの入札を翌週行うと発表した。シカ ゴ相場が4ドルを突破する中で、この突然の発表は、同国が東南アジアではイン ドネシアに次ぐトウモロコシ生産量を誇り、これまでの輸入実績がほとんどない だけに、東南アジアの飼料原料の輸入依存傾向を印象付けるものである。


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