LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


1996年4月9日号(通巻237号)


農業法、予定を大幅に遅れて成立(full story)

【デンバー駐在員 堀口 明 4月4日発】 両院協議会により内容が調整され た農業法案は、上院で3月28日に、下院では翌29日に可決された。同法案は 大統領に送付され、クリントン米大統領は、4月4日にこの法案に署名を行った。 これにより、農業法は当初の予定を大幅に遅れて成立した。


フェタチーズの名称をめぐり対立(full story)

【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 4月4日発】 EU委員会は、このほど食品 の起源に由来する特定の原産地名や製法による食品を保護するため、その対象と なる食品リストを閣僚理事会へ提案した。これが承認されると、フェタチーズは 羊または山羊の乳から製造したもの以外その表示をすることができなくなること から、ギリシャを除く主要生産国であるデンマークなどは苦境に立たされている。


最近のキャトルケアの動向(full story)

【シドニー駐在員 鈴木 稔 4月4日発】 キャトルケアとは、豪州における 肉用牛の生産段階における品質管理(QA)システムの呼称である。豪州肉牛協 議会(CCA)が中心となって昨年7月に管理規則の公表以来、生産者への啓も う普及活動を進めてきたが、ここにきてようやく生産者の受け入れ態勢も整って きたようである。


インドネシアのアイスクリーム消費増加(full story)

【シンガポール特派員 山田 理 4月5日発】 順調な経済成長を続けるイン ドネシアでは、国民の生活水準の上昇に伴う、購買欲の高まりを受けて、食品業 界は活況を呈している。中でも、し好品であるアイスクリーム消費の伸びが大き く、人口の増加にも後押しされ、今後の消費はさらに伸びるものと見込まれてい る。


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