ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年12月10日号(通巻271号)


フィリピン、農業生産が着実に向上(full story)

 【シンガポール駐在員 末國 富雄 12月5日発】 フィリピン農業省は、今
年上半期の農業経済レポートを公表した。11月下旬のAPEC総会を成功裏に
終了したフィリピンは、着実な経済発展の過程にあるといわれており、95年か
ら96年にかけての実質経済成長率は5%程度とさらに上昇している。農業分野
においても需要拡大が著しい畜産分野を中心に着実な成長が見られる。

USDA、ミルク・オーダー地域の統合案を提示(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 12月5日発】 米国農務省(USDA)は、 12月3日、ミルク・マーケティング・オーダー制度の対象地域を現在の32か ら10地域とする整理・統合案を発表した。これは、96年農業法に基づくもの で、今後、関係団体からの意見聴取など、実質的な統合に向けての動きがスター トすることになる。
NZ酪農の平均飼養規模は約200頭(full story) 【シドニー駐在員 石橋 隆 12月6日発】 90年代に入って乳製品の国際 需給が好転するとともに、輸出に依存するニュージーランド酪農は順調な拡大路 線を歩んできた。この5年間で酪農家戸数は、減少傾向からわずかであるが増加 に転じたのを始め、経産牛頭数は22%増、1戸当たりの飼養頭数も21%増の 199頭に達した。
イギリスの農業経営における週48時間労働(full story) 【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 12月4日発】 欧州司法裁判所は、このほ どイギリス政府に対し、残業を含む週当たりの労働時間を上限48時間とするこ となどを内容とするEU指令を同国内においても適用するよう決定した。この指 令は、農業面においては家族労働を適用除外としているものの、労働者を雇用し ている大規模農場経営者については労務管理の見直しを迫る内容となっている。 イギリス畜産業における労働事情について最近の話題を報告する。
元のページへ戻る
www.lin.gr.jp