LIPC/WEEKLY
週報「海外駐在員情報」
1996年2月20日号(通巻230号)
96年度価格パッケージ案は現状維持 (full story)
【ブラッセル駐在員 釘田 博文 2月15日発】 欧州委員会は、96年度価
格パッケージ案を取りまとめた。畜産関係では、肉用牛に対する奨励金の一部見
直しのほかは、支持価格、クオータとも現状維持となっている。92年CAP改
革実施期間終了後の96年度は、更なる改革に着手するまでの準備期間となりそ
うだ。
豪州畜産は順調に拡大する見込み (full story)
【シドニー駐在員 石橋 隆 2月15日発】 2月6日から8日までの3日間
にわたり首都キャンベラで農業観測会議(OUTLOOK)が開催された。この
会議報告によれば、2000/01年度までの牛肉生産は、95/96年度に底
を打ちその後緩やかに拡大する一方、生乳生産は年率4〜6%の割合で着実に拡
大するとみられている。
キャトルサイクルに変化の兆し (full story)
【デンバー駐在員 堀口 明 2月14日発】 米国農務省(USDA)は、
96年1月1日時点の牛の総飼養頭数を発表した。これによると、牛の総飼養頭
数の増加傾向は続いているものの、更新用の肉用未経産牛の減少などがみられ、
キャトルサイクルの頭数増加局面に変化の兆しがみられるものとなっている。
畜産分野への投資を期待 (full story)
【シンガポール特派員 末國 富雄 2月15日発】 インドネシアのソエハッ
ジ畜産総局長は、畜産物の需要増加により、生体牛輸入や原料乳輸入が引き続き
増加する見込みであることを明らかにした。併せて、農業の中では最も成長が著
しい畜産分野に、外国投資を導入し一層の開発促進を行うことを明らかにしなが
ら、日本からの投資を期待すると述べた。
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