週報第252号

LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年7月30日号(通巻252号)


豪州の加工向け乳価、9%程度の引き下げ (full story)

【シドニー駐在員 石橋 隆 7月25日発】 豪州の主要乳業メーカーは、96
/97年度(7月〜6月)当初の加工向け乳価を、前年度より9%程度引き下げ
た。これは、最近のバターや脱脂粉乳の国際市況が弱含みで推移していることや、
今後も豪ドル高の傾向が一層強まるとみられるためである。


農務省、EEPとDEIPの内容を発表 (full story) 【デンバー駐在員 堀口 明 7月25日発】 米国農務省(USDA)は、7月 18日、輸出補助制度である輸出振興計画(EEP)と乳製品輸出奨励計画(DE IP)の内容を発表した。今年度の事業では、一層の農産物輸出拡大を図るため、 制度の柔軟な活用を行えるよう改善が図られている。
ミルクマークの2年目の業績 (full story) 【ブラッセル駐在員 池田 一樹 7月24日発】 イギリスのミルクマーク(M M)が、発足以来2年目の業績(95年4月〜96年3月)を発表した。これに よると、生乳販売単価、生乳生産者価格ともに前年に比べて上昇しており、コス トの削減もみられている。また、3年目の販売入札が開始されているが、MMは 価格設定に強気の姿勢を示している。
タイの飼料関税払い戻し、実施へ向けて前進 (full story) 【シンガポール特派員 山田 理 7月25日発】 タイの冷凍鶏肉の輸出は、 92年をピークに年々減少している。生産コスト上昇のため国際競争力の低下に 悩んでいた鶏肉業界は、飼料原料関税相当分の払い戻しの早期実施を政府に強く 求めていた。今年前半についても、鶏肉調整品の輸出は好調なものの、冷凍鶏肉 の輸出は大幅に落ち込んでいる。このような状況の中で、飼料原料関税相当分の 払い戻しの早期実施に向けて、本格的な動きが出始めている。
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