週報第259号

LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年9月17日号(通巻259号)


欧州議会による、BSE対策の審査始まる(full story)

【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 9月12日発】 欧州議会は、このほど、EU
委員会およびEU農相理事会が今まで講じてきた一連の牛海綿状脳症(BSE)
対策が適正なものであったかどうかを審査するための、暫定委員会を設置した。
第1回目の暫定委員会にはEU委員会のフィシュラー農業委員らが参考人として
出席し、審査が開始された。

NZ、酪農業界の再編が活発化(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 9月10日発】 ニュージーランド(NZ)の酪 農業界では、乳業メーカー(酪農協組織)の合併の動きが活発化してきている。 その背景には、現在、NZデイリー・ボード法の改正法案が国会審議中であり、 改正法案が成立すれば、デイリー・ボードの組織体制、輸出活動に変化が生じる 可能性が高いためである。
チェックオフ制度、豚肉輸出拡大に貢献(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 9月11日発】 全米豚肉生産者協議会(NPP C)の実施した委託調査結果によると、米国の豚肉輸出は近年大幅に増加し、9 5年には豚肉純輸出国に転じたとされている。その要因として、NPPCのチェ ックオフ制度の貢献が挙げられ、制度の重要性が強調されている。
タイ、豚肉を緊急輸入へ(full story) 【シンガポール特派員 末國 富雄 9月12日発】 タイ政府は、9月3日、 豚肉の供給不足と価格高騰の対応策として、生体豚と豚枝肉の緊急輸入を1%と いう低関税率で行うことを決定した。これに対して養豚業界は、一時しのぎの対 策が国内養豚に与える長期的影響は計り知れないと猛反発している。
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