週報第260号

LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年9月24日号(通巻260号)


豪州の生乳生産量は6.2%の増加(full story)

【シドニー駐在員 石橋 隆 9月19日発】 豪州酪農庁(ADC)が先頃発表した9
5/96年度(7〜6月)の生乳生産量は、前年度を6.2%上回る87億1千
6百万リットルと過去最高を記録した。これにより、主要乳製品の生産量も軒並
み増加し、チーズが2桁台の伸びを示したのをはじめ、バター、脱脂粉乳、全粉
乳も順調な伸びを記録した。

バーモント州、bST表示規則の廃止を決定(full story) 【デンバー駐在員 堀口 明 9月18日発】  乳業会社の業界団体などから の訴えにより、バーモント州のbST表示規則の是非について審理していたバー モント連邦地方裁判所は、この規則を違法とする裁決を行った。バーモント州政 府は、上訴を断念することとしたため、表示規則は廃止されることとなった。
ミルクマークの生乳販売入札結果(full story) 【ブラッセル駐在員 池田一樹9月17日発】 イギリスのミルクマーク(MM) は本年10月以降の生乳販売契約を、入札により取り決めた。需給の緩和、乳業 者からの入札方法に対する不満、公正取引委員会による価格設定の不透明性の指 摘を背景に、販売価格は低水準にとどまった。MMは今後、入札方法を一部改善 する。
マレーシア、農業基本政策を見直し(full story) 【シンガポール特派員 山田 理 9月19日発】 マレーシア政府は、マレー シアの農業政策の根幹となる国家農業政策(1992〜2010年)の見直しを 行っていることを明らかにした。今年5月に発表された第7次5カ年計画との整 合を図りながら、農業分野への商業的な取り組みを盛り込む必要性を中心に見直 しが行われる模様である。
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