ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年12月9日号(通巻319号)


EUがポーランド産牛乳・乳製品の輸入禁止(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 12月 4日発】EUは、12月1日からポ
ーランド産牛乳・乳製品について、原料の処理過程で衛生的な問題が発生する可
能性があることを理由に輸入の禁止措置を取った。ポーランドは、この問題が、
年明けに開始するEU加盟交渉に悪影響を及ぼすことを懸念しており、今後早急
な解決策を取るものとみられている。


米国FDA、食肉への放射線照射を認可(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 12月3日発】米保健社会福祉省食品医薬品局 (FDA)は12月2日、病原性微生物を抑制するため、食肉への放射線照射を 認可すると発表した。これに対し、食肉関連業界からは、より安全な食肉の供給 を可能にするものであるとして、歓迎の意が表明された。
豪州:動きはじめた牛肉の食味保証制度(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 12月1日発】 先頃、消費者に牛肉の「おいしさ」 を保証する食味保証制度(EQA;Eating Quality Assurance)のトライアルが 開始された。消費者にわかり易いよう、「おいしさ」の指標として牛肉を「3つ 星」〜「5つ星」に格付けするこの制度、トライアルの滑り出しは順調と伝えら れている。
マレーシアで増加する畜産物の消費量(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士 12月 4日発】 マレーシア人の畜産物摂 取量が増加傾向で推移している。近年の著しい経済発展による所得の向上に伴い、 消費量が増加したもので、今後も増加傾向で推移するものと予想されている。し かし、最近の通貨危機の中、小売価格の上昇を押さえることが今後の消費を増加 させる鍵になるものと思われる。
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