ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年7月15日号(通巻298号)


 97年度農産物政策価格パッケージに合意(EU)(full story)

【ブラッセル駐在員 池田 一樹 7月10日発】 EU農相理事会は6月末、97
年度の農産物政策価格パッケージに合意した。これにより、介入価格等の政策価格
が決定した他、今後検討を要する課題等が合意された。また、飲用牛乳の乳脂肪率
に関する規定に関して、フィンランド等については引き続き適用を除外することが
合意された。


 カナダ・チリ間の自由貿易協定が7月から実施(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 7月10日発】 カナダ・チリ間の自由貿易協定 (CCFTA)が、7月1日から発効し、今後5〜10年以内にほとんどの食料品 が免税となることとなった。これにより、両国間の農産物貿易が促進されるととも に、チリの北米自由貿易協定(NAFTA)への加盟が加速化するものとみられて いる。
豪州、輸出食肉検査料等を値上げ(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 7月10日発】豪州連邦政府は、7月1日より輸 出食肉検査関連料金の引き上げを実施した。値上げ幅は、政府当初案より縮小され たものの、食肉業界は値上げ撤回を求め、依然、強硬な反発姿勢を示している。
タイ鶏肉調製品、引き続き輸出拡大(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 7月10日発】タイ鶏肉業界が公表した97年 第1四半期の鶏肉調製品の輸出数量は、昨年同期に比べ大幅な増加となり、その殆 どは日本向けとなっている。一方、同期における冷凍鶏肉の輸出数量についても、 大幅な増加で、EU向けの輸出数量の継続した拡大が好実績となった。
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