ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年6月24日号(通巻295号)


EU牛肉産業の現状と見通し(full story)

【ブラッセル駐在員 池田 一樹 6月19日発】 EU委員会は牛肉分野の現状と
見通しを発表した。今後の牛肉関連政策の方向の検討に当たっての基礎となる報告
である。過剰生産体質であることを再確認するとともに、牛海綿状脳症(BSE)
問題による消費の減少が回復したとしても、今後介入在庫が積みあがる可能性を述
べている。


USDA、州の食肉検査制度に係る公聴会を開催(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 6月19日発】 米農務省(USDA)は、今般、 州レベルで実施する食肉等検査制度についての公聴会を開催した。この背景には、 州の食肉等検査を受けた食肉等が州域を越えて販売できないことに対して、小規模 の加工業者から不満の声が出ていたこと等があげられる。
明暗の分かれる豪州の畜産経営の動向(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 6月17日発】 先頃、豪州農業資源経済局(ABARE) が発表した、96/97年度の畜産経営の動向は、肉用牛経営は、牛肉市況の低迷 により、さらに経営環境が厳しくなる一方、酪農経営は、引き続き良好な収益性が 確保されると見込まれ、国際市況を反映し、明暗がはっきりと分かれたものとなっ た。
マレーシア、徐々に広がるダチョウ飼育(full story) 【シンガポール駐在員 山田 理 6月19日発】 マレーシアでは、最近、ダチョウ の飼育が徐々に広がっている。ダチョウは、毛、皮、肉など多くの部分が有効に利 用でき、高値で取り引きされていることから、新たな投資の対象として注目されて いる。しかし、ダチョウ飼育は、始められたばかりでリスクも大きく、こうした動 きの広がりに、農業省獣医局(DVS)は慎重な対処を呼びかけている。
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