ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年3月11日号(通巻281号)


EUの専門委員会がBSE関連の調査報告を発表(full story)

【ブラッセル駐在員  池田  一樹  3月5日発】 EU委員会は4日、牛海綿状
脳症(BSE)の症状が出ている牛の牛乳でも、BSEの感染源にはならず、安
全であるといった科学獣医委員会(ScVC)の報告を発表した。ただし、報告では
消費者の信頼の維持のため、症状が出ている牛の牛乳の使用禁止措置は従来どお
り続けるよう求めている。

米国食品業界、食肉等検査料の一部負担案に反発(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 3月6日発】 米国農務省(USDA)は、先 ごろ、98年度政府予算案を発表したが、この中に、食肉鶏卵検査料の一部を、 その利用者が負担する案が盛り込まれたことから、食品業界は、これに対し、 一斉に反発している。
豪州酪農、順調に拡大(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 3月6日発】 近年、豪州酪農は目覚しい拡大を続 けているが、96/97年度上半期(96年7月〜12月)も、生乳生産量は、 前年度同期比5.3%増を記録し、乳製品の生産量もチーズを除き大幅に拡大し ている。
フィリピン、畜産物の輸出可能性を模索(full story) 【シンガポール駐在員 末國 富雄 3月6日発】 フィリピン農業省は、トウモ ロコシの関税引き下げによって畜産物価格を引き下げ、東南アジア域内への輸出 可能性を検討していることを明らかにした。フィリピンの養豚、養鶏に参入して いる複合企業は競争力が高く、政府としては、タイのブロイラー産業を参考に、 シンガポールや香港向け畜産物を新たな輸出品目に育てたい考えである。
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