ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年10月7日号(通巻310号)


EUの農家戸数、引き続き減少(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 10月 2日発】EU統計局は、このたび
95年における農業経営構造調査結果を発表した。これによると総農家戸数
(旧EU12カ国)は693万戸で前回の調査(93年)と比較して約5%減少
となり、引き続き減少傾向を示した。


USDA、CCC在庫の脱粉の無償供与を発表(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 10月2日発】 米農務省(USDA)は、こ のほど、商品金融公社(CCC)が保有する脱脂粉乳2千4百万ポンド(約1万 1千トン)を国内食料援助プログラムに無償供与することを発表した。また、こ れとは別にCCCの用途無指定の国内販売価格算定をめぐって、生産者からの不 満が出ている。
次は南島、NZ酪農業界の再編(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 10月2日発】 ニュージーランド(NZ)酪 農協の再編は、近年の北島における一連の合併により、いっそう進展したが、現 在、この波は新興酪農地帯である南島へと波及している。単に経営効率の追求の みならず、NZ酪農業界での発言力強化を狙った政治的な思惑もみえ、今後の行 方が注目される。
フィリピン、上半期家禽生産量11%増(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 10月 2日発】フィリピン政府は、97年 上半期における農業生産量等を公表した。これによると、農業生産量の伸び率は、 家禽部門の増加により前年同期比3.4%の増加となった。このうち、畜産分野 では、家禽部門の生産量が大幅に増加し同11%、家畜部門は同5.3%増とな り、両部門とも好成績であった。
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