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【シドニー駐在員 鈴木 稔 8月27日発】 先頃、オズミートは、96年の食肉パ ッカー上位25社のランキングを発表したが、これによれば、第1位のオーストラ リア・ミート・ホールディング(AMH)社以下上位25社の枝肉処理量は約15 7万トンで豪州全体の62.7%を占めている。 このランキングは、各パッカーが96年に処理した牛、羊、豚などの頭数から算 出した推定枝肉生産量(ETCW)に基づいているが、第1位のAMH社は、昨年、 経営合理化の一環として、3プラントを閉鎖したものの、残る5プラントの稼働率 向上により、生産量は、前年を8%上回る25万トンを達成し、と畜シェアは前年 から1.1ポイント上昇し、10%となった。 上位10社の中では、3社が初登場したが、5位のSBAフーズ社は、前年5位 のギルバートソン社の4プラントのうち、3プラントを買収したため、また、6位 のコンソリデーテッド・ミート・グループと9位のビンダリー・ビーフは、94年 に4位にランクされ、その後食肉事業から撤退したスモーガン社のプラント買収に より生産量を拡大したことが、ランク入りの理由となっている。 近年の業界再編の動きに伴い、資本的には、上位5社のうち、第4位のクインズ ランド・アバトア公社(州立の委託と畜場)を除けば、全て外資系企業で占められ、 さらに、上位25社の中で、豪州企業が占めると畜シェアも前年の40%から約3 3%へと低下してきている点が注目される。 96年の豪州食肉パッカー上位10社 順位(95) 会社名 プラント数 ETCW(万d) と畜シェア 資本 1 ( 1) Australia Meat Holdings 5 25.0 10.0% 米国 2 ( 3) Nippon Meat Packers 5 12.9 5.1 日本 3 ( 2) Metro Meat International 5 12.4 4.9 中国 4 ( 4) QLD Abattoir Corporation 5 12.0 4.8 豪州 5 ( -) SBA Foods 3 11.0 4.4 日本 6 (11) Consolidated Meat Group 3 6.9 2.7 豪州 7 ( 8) Northern Co-op Meat 1 5.9 2.3 豪州 8 ( 7) Teys Bros 2 5.5 2.2 豪州 9 ( -) Bindaree Beef 2 5.2 2.1 豪州 10( 9) Castricum Bros 1 5.0 2.0 豪州
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