ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年1月16日号(通巻323号)


ホルモン牛肉紛争にWTO上級委員会が裁定(full story)

【ブラッセル駐在員 池田 一樹 1月22日発】EUのホルモン牛肉輸入禁止
措置が、世界貿易機関(WTO)の衛生植物検疫措置に関する協定(SPS協定)に違反し
ているとして、米国などがWTO紛争処理機関に提訴していた問題で、上級委員会が
16日裁定報告を公表した。昨年、小委員会(パネル)が裁定を公表したが、E
Uが上訴したため上級委員会が審議していた。


米、東南アジア向け等の輸出信用保証枠を拡大(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 1月22日発】 米農務省(USDA)は、先般、 韓国に対し、10億ドルの短期輸出信用保証計画の実施を発表したが、さらに、 東南アジアの経済危機に対処し、同地域向けに同類の計画枠を追加した。農産物 輸出の減少による米国農業への影響が懸念されている。
豪フィードロット頭数、季節要因から減少(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 1月22日発】このほど、豪州フィードロット 協会(ALFA)は四半期ごとに実施しているフィードロット飼養動向調査を公 表した。これによると、97年12月末時点での飼養頭数は、前回9月末時点よ り約3万9千頭減少し、44万8千頭となった。
タイ政府、生乳の最低取引価格を引き上げ(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一  1月22日発】タイ政府は、96年1月に 設定した原料乳取引の下限価格となる最低取引価格を、昨年7月からの通貨バー ツの下落による輸入飼料の高騰の影響で、農家の生産コストが上昇しているとし て、1s当たり10.5バーツから12.25〜12.5バーツに引き上げるこ ととしている。
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