ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年7月7日号(通巻345号)


季節性是正が進んだアイルランドの牛肉生産(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 7月2日発】98年のアイルランドにおける牛
と畜季節性是正奨励金の対象頭数は約49万頭となり、奨励金交付額は約2千7百
万アイルランドポンド(約52億7千万円:1アイルランドポンド=195円)と
なる見込みとなった。同奨励金の導入後、従来、秋に生産が偏っていたアイルラン
ド産牛肉の季節性是正は進行した。


墨、政府に米国産豚肉のダンピング調査を要求(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 7月2日発】メキシコ豚肉協議会(CMP)は、 今月初め、米国産豚肉が不当な安値でメキシコに輸出されているとして、メキシコ 商務省に対してダンピングについての調査を行うよう求めたと発表した。メキシコ 政府からの公式発表はないが、仮にこの要求が認められると、米国の豚肉輸出に影 響を与えるものとみられている。
ニュージーランド二大酪農協、戦略的提携に合意(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 7月2日発】ニュージーランドの二大酪農協は、 6月19日、両者間で乳製品輸出に関する戦略的提携に合意したと発表した。合計で ニュージーランド全体の生乳生産量の4分の3に達する両酪農協の合意は、法律に基 づいた現行の乳製品の一元輸出に対する規制緩和の行方に大きな影響を与えるものと みられる。
マレーシアの鶏卵、98年は回復の見通し(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 7月2日発】マレーシア政府が採卵鶏農家な どを対象に調査した結果によると、97年の採卵鶏農家は、販売価格の低迷に加え、 通貨危機の影響により生産コストが大幅に上昇したため、苦しい経営となったが、 98年は、生産調整などにより同価格が回復し、経営は改善されると見通している。
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