ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年7月28日号(通巻348号)


共通農業政策改革案と環境保護(full story)

【ブラッセル駐在員  池田  一樹 7月23日発】6月末に開催された環境関連
の会議で、フィシュラーEU農業委員は、共通農業政策(CAP)改革案に織り
込まれた環境対策について講演した。既存の「農業と自然環境保護措置」や「条
件不利地域対策」に、環境関連の対策を多く取り入れるなど、大幅なテコ入れを
図っていると述べている。


カナダ、乳調製品輸入問題に関する報告書を公表(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 7月22日発】カナダ国際貿易裁定委員会(CI TT)は7月3日、関税割当の対象となっていない乳調製品の輸入急増問題に関す る報告書を公表した。本問題を解決するためのいくつかの選択肢が示されたものの、 生産者団体の主張する関税割当対象への再分類は否定される結果となった。
生体牛輸出に光明と課題(豪州)(full story) 【シドニー駐在員 野村 俊夫 7月22日発】豪州の生体牛輸出は、昨年後半 のアジア経済危機の勃発以来、急激な減少を余儀なくされていたが、リビア、イ スラエル、ベトナムなど、新たな市場の開拓により光明が見えてきた。一方、動 物愛護団体による生体家畜輸送への規制強化要求も高まりを見せており、将来的 な産業発展の課題になると見られている。
トウモロコシの価格が急騰(フィリピン)(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士 7月23日発】 フィリピンでは、国内産 のトウモロコシの価格が急騰している。エル・ニーニョの影響による干ばつなど で、生産量が最低需要量に対して少ないことが原因であるが、畜産農家では、早 急に低関税によるトウモロコシの輸入を政府に要望している。
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