ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年6月2日号(通巻340号)


北アイルランド産牛肉の輸出が6月1日から解禁(full story)

【ブラッセル駐在員 池田 一樹 5月28日発】EU委員会は5月27日、イギ
リスの北アイルランド産牛肉などの輸出解禁日を6月1日に決定した。これにより、
牛海綿状脳症(BSE)問題に伴い、96年3月に地域外への輸出が禁止されてか
ら2年2カ月振りに同国からの輸出が可能となる。ただし、イギリス本土からの輸
出禁止措置は依然継続中である。


米・EU間に輸出補助金競争復活の兆し(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 5月28日発】グリックマン米農務長官は、先般、 上院農業・栄養・林野委員会で、低迷する農産物価格の支持を目的として、輸出促 進計画(EEP)の再開を含む、商品アクション・プランを提案した。これに対し、 農産物輸出国からは、輸出補助金競争の復活を警戒する声が挙がっている。
NSW州が飲用乳制度の継続を決定(豪州)(full story) 【シドニー駐在員 野村 俊夫 5月28日発】 ニューサウスウェールズ州では、 先般、飲用向け生乳の生産枠および価格支持政策を、今後5年間、継続して実施す ることが決定された。これにより、同州の酪農家の不安はひとまず取り除かれたも のの、隣のビクトリア州の今後の動向如何によっては、今回の決定も、見直しを余 儀なくされる可能性がある。
フィリピン、鶏肉の供給不足で価格上昇(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士 5月28日発】 フィリピンでは、季節的な 要因などにより鶏肉消費量が増加する中、高温による鶏肉生産量の減少から供給不 足が生じている。事態の改善にはまだ時間がかかる模様で、今後価格の急騰が予想 されており、鶏肉消費の減退が懸念されている。
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