ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年6月9日号(通巻341号)


ホルモン牛肉問題について調停委員が報告(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 6月4日発】世界貿易機関(WTO)が指名
した調停委員は、このたびEUと米国およびカナダとの間で問題となっていた、
成長ホルモンを使用した牛肉の輸入禁止問題について、遅くとも99年5月まで
にWTO裁定を履行しなければならないとする報告を行った。


米国、卵の安全性確保対策案を発表(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 6月3日発】米保健社会福祉省・食品医薬品局 (FDA)および米農務省(USDA)は、先般、卵の安全性確保を強化するた めの対策案を発表した。同対策案によれば、殻付卵の食品安全性に係るリスクを 軽減するため、卵の生産から消費者段階にまでわたる包括的な対策を講じるとし ている。
豪州政府、肉豚生産者の保護貿易論を一蹴(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 6月5日発】豪州の肉豚価格は、現在、過去最 低とされる低水準にあることから、肉豚生産者は、輸入品が値下げ要因だとして、 輸入規制を求めている。これに対し、豪州政府は、保護を求めるよりも、高い国 際競争力を誇る他の農産物同様に、輸出に目を向けるべきだとし、自由貿易堅持 との立場を貫いている。
と畜労働者の確保が大きな課題、シンガポール(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一  6月4日発】最近、シンガポールでは、健 康志向の高まりによる豚肉消費の減退、部分肉輸入の増加による生体豚の輸入の 減少などの影響を受け、豚のと畜頭数が減少し、と畜場の経営が苦しい状況とな っている。さらに、と畜労働者の確保は、同施設を運営する上で大きな課題とな っている。
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