ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年6月16日号(通巻342号)


バーコードを使った牛肉の原産地の識別と品質管理(full story)

【ブラッセル駐在員  池田一樹  6月11日発】ドイツやオーストリアでは、と畜
された牛や最終製品となった牛肉のパックにバーコードを表示し、その牛肉の由来
を生産農場までさかのぼって追跡できるシステムが、それぞれの国の表示管理機関
に承認されている。このシステムは、さらに牛肉の品質管理や仕入れ管理も同時に
行えるよう設定されている。


米乳業団体、バターの輸入拡大などを要請(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 6月11日発】現在のバター在庫の逼迫などを受 けて、乳業団体は、バターのミニマムアクセス数量の拡大および特別セーフガード の一時中止を求める要請をUSDA(米農務省)に対し行った。これに対して生産 者団体は、即座に反対の意向を示しており、バターの需給をめぐり、今後とも混迷 が続くものとみられている。
羊毛価格が急落(豪州)(full story) 【シドニー駐在員 野村 俊夫 6月11日発】豪州では、昨年末まで堅調に推移 していた羊毛の輸出価格が、年初以来、急激に低下している。その原因は、日本、 韓国などのアジア諸国における羊毛製品の需要減退にあるとされており、急激な価 格の変動が輸出取引に混乱をもたらすなど、羊毛生産者のみならず、輸出業者も苦 境に立たされている。
鶏卵の生産調整の動き(マレーシア)(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士 6月11日発】 マレーシアでは、供給過剰 気味となっている鶏卵について、生産者協会が需給調整対策に乗り出している。通 貨危機による消費者の購買力の低下などが原因と見られており、今後価格の低落が 危ぶまれている。
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