ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年3月31日号(通巻332号)


採卵鶏の飼育に関する基準強化を提案(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二  3月26日発】 EU委員会は、このたび、動
物愛護を目的として、採卵鶏バタリーケージの大きさなどを規定した飼育に関する
基準の強化を提案した。これによると、今後10年間でケージの大きさを現行の約
2倍にすることとしている。


USDA、パッカー寡占化対応策の指針を発表(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 3月26日発】 米農務省(USDA)は、今般、 パッカーの寡占化に対する監視強化および公正な市場価格形成を確保するための指 針を発表した。これには、パッカーに対する肉牛取引価格等の報告義務付けなどが 盛り込まれており、パッカーからの反発が予想される。
豪州:規制緩和で、酪農家所得は減少見込み(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 3月25日発】 現在、豪州では飲用向け生乳販 売価格の自由化が検討されているが、このほど、主要酪農地域であるビクトリア州 の生乳生産者団体は、現行の飲用乳価に関する行政支持が廃止された場合、同州の 業界全体に、年間で1億5千万豪ドル(134億円)もの損失をもたらすとの経済 分析を公表した。
需要増に追いつけないインドネシアの生乳生産(full story) 【シンガポール駐在員 外山 高士 3月26日発】 インドネシア政府によると、  97年の同国における生乳生産量は、44万7千トン(前年比2.9%増)で、 自給率は35.8%となった。しかし、最近の通貨危機により、牛乳の価格が上昇 していることから、需給の安定のためさらなる増産が期待されている。
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