ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」

平成10年10月27日号（通巻361号）

ＥＵが豚肉輸出補助金を再度引き上げ(full story)

【ブラッセル駐在員　井田　俊二　１０月２２日発】ＥＵ委員会は、１０月１４日、
豚肉の輸出補助金を引き上げることを決定した。ＥＵでは、豚肉の過剰生産等が原
因で市場価格が大幅に下落したため、その対策として今年８月に豚肉輸出補助金を
引き上げたが、それに続く再度の引き上げとなった。


米議会、９９年度一括歳出法案を可決(full story)

【デンバー駐在員　本郷　秀毅　１０月２２日発】米上院議会は１０月２１日、９９
年度一括歳出法案を可決し、同日、クリントン大統領が同法案に署名したことにより、
９９年度予算が成立した。農務省（ＵＳＤＡ）関係では、５９億ドルの農家緊急支援
対策に加え、国際通貨基金（ＩＭＦ）への１７９億ドルの資金供出などが決まった。


豪、内閣改造で地方農村部重視を強調(full story)

【シドニー駐在員　藤島　博康　１０月２２日発】今月３日の連邦総選挙の結果を
受けて、ハワード首相は２期目の閣僚リストを発表した。農業分野では、アンダー
ソン第１次産業相を運輸・地域サービス相に任命し地方農村部重視との姿勢を打ち
出すとともに、第１次産業省から資源分野を切り離し、新たに農漁林業省とする組
織改定を行った。


９９年の脱脂粉乳の輸入割当ては大幅な減少（タイ）(full story)

【シンガポール駐在員　伊藤　憲一　１０月２２日発】タイ政府の畜産政策委員会
は、９９年における乳製品の輸入割当を決定した。このうち、脱脂粉乳の割当数量
は、前年と比べ消費の減退などによる今年の輸入の大幅な減少で、約２万トン削減
されている。なお、輸入割当の公表は、年内に内閣の承認を受けた後、速やかに行
われる運びとなる。


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