ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年3月9日号(通巻378号)


アイルランド、イタリアの牛肉マーケットを調査(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 3月4日発】アイルランド食品ボードは、同国
産牛肉の輸出戦略の1つの柱として、イタリアを対象とした輸出拡大策を展開して
いる。2002年までにイタリア向け牛肉輸出量を2倍以上(97年ベース)に拡
大することを目標とし、その達成のための方策の一環としてイタリアの牛肉マーケ
ットに関する調査を実施した。


米、バナナ紛争に関してEUに報復措置(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 3月4日発】米通商代表部(USTR)は3月3日、 EUとのバナナ紛争に関して、同日以降、豚肉製品やチーズを含む合計15品目の輸 入に対して100%の関税を課すとする、5億ドル相当の報復措置を発表した。これ に対し、EUのブリタン貿易担当相は、「報復措置は受け入れ難く、非合法的である」 と反発を示している。
貿易障壁はより高く、豪州の見解(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 3月4日発】豪州連邦政府は、先のガット・ウルグ アイラウンド(UR)合意後の各国のマーケットアクセスなどに関する分析レポート を発表した。レポートでは、貿易障壁の撤廃という観点からは限定的な効果にとどま ったとした上で、次期農業交渉でのマーケットアクセス拡大のための課題が指摘され ている。
タイ、99年の鶏肉輸出は一転して減少でスタート(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 3月4日発】タイ鶏肉業界が公表した98年の 鶏肉輸出量は大幅な増加となり、前年に引き続き2年連続の増加となった。輸出先別 の内訳では、冷凍鶏肉が全地域で、鶏肉調製品がEUおよびシンガポールへの輸出が 大幅に増加した。しかし、99年1月の輸出量は、96年12月以来、2年1ヵ月ぶ りに前年同月を下回った。
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