◎地域便り
この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。 |
『第7回全国和牛能力共進会』
岩手県実行委員会が発足
(岩手県 菊池文也)
平成9年に岩手県で開催される第7回全国和牛能力共進会の岩手県実行委
員会 (会長:濱田明正 岩手県副知事) が147関係機関・団体等により7月27
日設立された。 本県で開催される全国規模の家畜共進会としては、 昭和 60年
に開催された第8回全日本ホルスタイン共進会に次いで2度目のビッグイベ
ントである。
この共進会は、 社団法人全国和牛登録協会の主催で5年に1度開催される
和牛の一大祭典である。 改良の成果を一堂に集め、 その優劣を競うとともに、
将来の改良方向について実物をもって展示し、 和牛の経済能力の向上を図り、
黒毛和種生産の発展に寄与するものである。
開催期日及び場所は、
種牛の部‥平成9年9月11日(木)〜15日(月) 岩手産業文化センター ター
肉牛の部‥平成9年9月11日(木)〜14日(日) 滑竡闥{産流通センター ンター
であり、 全国35道府県から種牛の部300頭、 肉牛の部150頭、 合計450頭の
参加が見込まれている。
本共進会は開催の都度、 時代の流れに即応した開催テーマが設けられ、 そ
の成果が着実に実を結んできている。 今回の開催テーマは、 「育種価とファイ
トで伸ばす和牛生産」 に決定しており、 各道府県で、 より正確な能力に基づ
いた評価による出品牛造りが進められている。
本県においても、 出品牛造成は、 再現性、 普遍性のあるものとするため、
和牛改良組合の組織体制整備等を図り、 かつ経済能力の向上と生産振興を喚
起するため、 関係者が一丸となって取り組んでいる。
また、 会期中数十万人の参観者が見込まれることから、 本県の美しい自然
と広大な県土、 さらには、 この土地資源を背景に生産される優れた特産品等
を県内外の参観者に紹介し、 理解を深めていただく絶好の機会でもある。 そ
のため、 県を挙げての一大イベントと位置づけ、 受入れ準備に万全を期すと
ともに、 この大会を契機として21世紀に向けた肉用牛生産の新たな飛躍を図
りたい。
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