鶏卵


前年をかなり下回るひなえ付け羽数

 農林水産省統計情報部によると、6年2月の札幌、東京、名古屋、大阪、福岡
における入荷量は、2万9千998トンと前年をわずかに下回った(▲2.6%)。 

 また、統計情報部による6年2月の採卵用ひなえ付け羽数は、対前年同月をか
なりの程度下回った(▲8.4%、図1)。これでひなえ付け羽数は、3カ月連続
で前年を下回り、3、4、5月の採卵用ひな出荷羽数の見通しも、それぞれ対前
年比86、82、88%と見込まれている。  

  なお、1月の家計消費量(総務庁)は、829グラム/人で前年並みとなった。


輸入量は前年を大幅に下回る

 2月の輸入量は2,906トンと前年を大幅に下回った(▲20.5%)。


やや下回った卸売価格

 2月の卸売価格(東京平均)は、1月より44円値を上げたものの189円/kgと
前年をやや下回った(▲3.1%、図2)。 

 3月の卸売価格は、天候不順による産卵率の低下、強制換羽及び老鶏淘汰等に
よる減産が進み、荷がしまってきたことから、3月2日に210円/kg(全農東京
M規格平均価格、以下同じ)となった以降、保合で推移した。しかし、気温の上
昇と共に供給量も若干増えてきたこと等から4月4日に180円/kgに急落し、4
月8日現在、同水準で推移している。なお、3月の平均価格は210円/kg(速報
値)と前年を大幅に上回っている(36.4%)。



今月のトピックス
たまごフェスティバル '94開催される

  全国鶏卵消費促進協議会と(株)東京都卵業協会は4月1日から3日まで東京ドームで「たまごフェスティバル '94」を開催した。鶏卵の消費拡大を目的としたもので、全農をはじめとする多くの鶏卵関係企業(団体)と事業団が参加した。  当日は、卵関係の試飲・試食、にわとりの鳴き声コンテストやひよこのプレゼントの他卵についてのアンケートや卵何でも相談が行われ、家族連れなど大勢の人々で賑わった。



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