◎地域便り


宮崎の畜産何でもNo.1

(岩手県 戸田忠祐)


 宮崎県内にはどのくらいの No1記録があるだろうか。また、畜産に限って言えば
どのくらいあるだろうか。  

 宮崎県の畜産は、平成4年農業粗生産額3,707億円のうち約50%を占めている。 
 この宮崎の畜産を支えている畜産農家の中には、飼養頭数、産子数、生産量など、 
経験や技術を活かした数多くの特筆すべき記録がある。また、宮崎の畜産の長い 歴
史の中には最重量の家畜や牛の調教師等の珍記録も数多くある。  

 このような畜産農家のNo1記録を集めて1冊の本にしたものが「宮崎の畜産ビック
リブック」であり、平成6年3月に発行した。この本の中には、肉用牛編、 乳用牛
編、人物編などの8項目において、各行政機関の畜産関係者やOBが約1年 間にわた
り情報収集・取材した90点にものぼるNo.1のこう(功、高、好)記録、 珍記録が
掲載されている。例えば最高飼養頭数(肉用牛肥育3,000頭)や最多産子数(19産)
などの「こう記録」、最重量(1,150kgの種雄牛)の家畜や牛の調 教師等の「珍記
録」などがある。 これらの記録は今日の宮崎の畜産を築いてきた畜産農家の努力の
記録でもあり、 この本によりいろいろな方に畜産を理解していただけることと思う。  

  これからも、調査不足で掲載できなかった記録や、現在の記録を上回る記録が出
てくることと思われるが、このような記録については、今後ダイジェスト版として
作成していきたいと思っている。


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