この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。 |
宮崎県高千穂町に肥育センターが完成した。 同センターは鉄骨造り、 約2haの敷地に800頭規模の肥育舎4棟、 隔離舎1棟 、 堆肥舎、 飼料庫、 格納庫などと各種作業機械を備えている。 「肉用牛振興施設 整備事業」 を活用して平成4年度に着工し、 総工費は約4億円である。 現在、 既 に収容能力一杯の肉用牛が肥育されている。 肥育センターの運営は、 JA高千穂が行い、 地元の市場で購買した子牛を肥育し 、 販売する。 肥育センターの設置により、 子牛の地元保留率の向上が期待できる とともに、 枝肉データの牛群改良への利用が可能となる。 将来は、 アンテナショップなどでの販売を通して、 産地間競争に打ち勝てる高 千穂地域の銘柄牛の確立が期待される。