◎地域便り

でらうま高品質タイヨーポーク

  タイヨーポークは､ 平成元年７月の名古屋市中央卸売市場高畑市場への初
上場以来､ 枝肉歩留り､ 肉質とも最高の枝肉として評価され､ トップブラン
ドの地位を維持し､ でらうま (とってもおいしい) との評価を得ている｡ 
  
  昨年の上場頭数１万３千頭で､ 高畑市場の17.7％を占め､ 枝肉に対する評
価も市場平均値を大きく上回る実績を残している｡ 上物率は54％と市場平均
を19％上回り､ 加重平均値も平均値を１kg当たり34円上回る成績を残してい
る｡
 
　平成６年５月に高畑市場の出荷組合として認められたタイヨーポーク出荷
組合 (知多郡美浜町､ 大崎金男組合長) は､ 知多郡美浜町の４戸をはじめ全
７戸で構成され､ 飼料会社の支援のもとに銘柄豚肉作りをすすめている｡
 
　組合では定時定量､ 健康で安全､ そしてキメ細かく､ ほどよく締まった美
味しい枝肉を供給するという大原則を掲げ努力している｡ 具体的には､ 枝肉
重量72kg−75kg､ 消毒やワクチンの徹底､ 肉豚後期飼料を指定配合するとと
もに､ 肉豚はWDに揃えている｡ 種豚は､ 平成５年から大ヨークシャー､ デュ
ロックの精液を購入し､ 人工授精により増殖している｡ 改良の成果は､ 飼料
会社のコンピューターで整理された農場別出荷成績､ 繁殖成績をもとに月例
会で検討している｡ 組合員ごとに､ 単月､ 累計､ 昨年累計の実績が表示され
た一覧表で､ 日々研鑚を深めている｡ 

　また､ 消費者の声を活かすため､ 仕入れの多い食肉小売店を組合員が回る
とともに､ 美味しい豚肉としてある買参人のスーパーで販売されている｡ 高
畑市場には､ ホワイトポークやアライブポークといった銘柄豚も上場されて
いるが､ 豚の品種をそろえる､ 飼料を選ぶなどの大原則が徹底され､ 数字に
裏打ちされた銘柄豚はタイヨーポークのみである｡ 組合員７名が競いあい出
荷成績の向上を目指し､ 毎月1,000頭以上の出荷を堅持している｡

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