飼 料

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◇図1:配合飼料の生産量◇


4月の生産量−1,967,371トン (▲1.1%) 

・消費税率と配合飼料価格の引き上げ前の3月の駆け込み生産増の反動で生産減。 

・肥育期間を延長し、出荷体重の増加が見られる肉豚用が2.3%と10カ月連続して
 前年同月を上回る。 


◇図2:とうもろこしの輸入量◇


5月の輸入量−877,427トン (▲16.0%) 

・米国産が843,747トンと大部分を占める構図は変わらないが、 中国から21,762
 トンと7カ月ぶりにまとまった輸入あり

輸入価格−19,063円/トン (▲4.0%) 

・シカゴ相場の低下から、 前月に引き続き前年同月を下回る


◇図3:配合飼料の価格動向◇


3月の配合飼料工場渡価格 (全畜種加重平均) −38,283円/トン (5.6%) 

・前月より2円値を下げたものの、 9年1月以降ほぼ横ばいで推移。 


トピックス
7−9月期の配合飼料価格について

◇図4:とうもろこしと大豆油かすの輸入価格 (CIF) ◇


 配合飼料の主原料のとうもろこしの輸入価格は、 昨年11月以降低下傾向。 また、 
本年3月から4月にかけて急騰した米国産大豆の相場はその後新穀大豆の高収穫
予想などにより5月下旬から急落、 更に、 円高の要素も加わった。 副原料である
大豆油かすの輸入価格にこうしたコスト下げが反映されるまでには、 ややタイム
ラグがある。 

 こうした中で、 平成9年7月−9月期の配合飼料価格については、 全農はトン
当たり約200円の引き下げ、 商社系配合飼料メーカーは据え置きを決定した。 


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