★ 農林水産省から


シンポジウム 「ここまできた受精卵移植技術」 の開催について

農林水産省畜産局
家畜生産課 生産技術室


 受精卵移植技術は、 過去15年間に補助事業を通して農家段階の理解が進み、 我
が国では雌牛側からの改良技術としてばかりでなく、 肉用牛の増殖技術としても
利用され、 農家段階では実用技術として定着しつつあります。 一方、 受精卵移植
を基幹技術とする新しい技術についても、 体外受精技術、 性判別技術などは開発、 
実用化が進み、 一部については実用的な利用の可能性が示されています。 

 畜産局と家畜改良センターでは、 このような実態を踏まえて、 受精卵移植の普
及の現状と新しい技術の取り組み状況を明らかにし、 今後の技術開発、 普及のあ
り方について検討するために、 以下のようなシンポジウムを開催することとしま
した。 

1 開催日時:平成9年3月4日 (火)  10:00〜17:00

2 場  所:三田共用会議所 講堂 (東京都港区) 

3 主  催:農林水産省 畜産局及び家畜改良センター 共催

4 シンポジウム発表内容

基調報告 「受精卵移植の現状と今後の展望」  畜産局 家畜生産課

第一部: 「農家段階における受精卵移植の利用の実態と技術的課題」 

 (1) 酪農経営における和牛生産、 とくに受卵牛の選定と和牛子牛の人工哺育技術
   熊本県畜産農協 東肥支所 渡辺所長

 (2) スーパーカウからの乳用牛群改良、 とくに高能力乳牛の供卵牛飼養管理技術
   北海道農業開発公社 十勝育成牧場 山科副場長

 ほか、 3題を予定

第二部: 「受精卵移植関連新技術の現状と今後の利用方向」 

 (1) 分別培養による高品質体外受精卵生産
   (社) 家畜改良事業団 家畜バイテクセンター 浜野業務課長代理

 (2) 受精卵の性判別技術の現状と課題
   雪印乳業 (株) 受精卵移植研究所 吉成研究主任

 ほか2題を予定

 演題は仮題とし、 発表者については都合により変更することがあります。 

5 参加費:無料

6 参加申し込み

 参加を希望する方は、 所管の都道府県畜産課にお申し込みください。 (都道府
県で参加人数を調整することがあります。) 

  問い合わせ先:農林水産省 畜産局
         家畜生産課 生産技術室
         技術企画班:下平、 名倉
         TEL 03−3502−8111 (内4551) 


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