◎地域便り


「上州ハイポーク」 で給食担当者研修会

群馬県/阿久沢 博幸


 群馬県食肉品質向上対策協議会は1月20〜22日の3日間、 (社) 全国食肉学校
を会場とし 「保育園給食担当者実務研修会」 を後援した。 

 この研修会は、 保育園における給食管理の改善、 衛生知識及び調理技術の向上
により、 児童の健全育成を図ることを目的とし年1回開催されている。 受講対象
は県内保育園の栄養士及び調理師で約150名が出席し、 上州ハイポークを材料に、 
群馬県の畜産及び食肉事情、 豚枝肉からの基本的な商品づくり、 調理実習・試食
など生産から消費までの一連の流れを研修した。 講義の中では普段見ることので
きない枝肉の解体等もあり、 講師陣の見事なナイフさばきに大きな歓声があがっ
た。 

 講義の中では、 給食を設計する上で欠かすことのできない動物性タンパク質を
いかにしておいしく食べさせるかということに関心が高かった。 また、 受講者は
給食の現場責任者であり、 また、 家へ帰れば主婦として活躍している人たちであ
るため、 養豚場での肉豚の管理、 枝肉処理及び保管状況、 食肉購入時の注意点等
についての質問が多かった。 

 今後、 本協議会では学校給食や社員食堂等の関係者にも、 安心かつおいしい県
産豚肉をアピールし、 将来的に生産者が安定して生産できる体制をつくっていく
ことにしている。

【見事なナイフさばきで枝肉を解体】

元のページに戻る