● 10月の生産量
前年同月をやや上回る
10月の配合飼料生産量は、 211万1千944トン (5.6%) であった (図1)。
乳牛用が前年同月を11.2%上回ったのをはじめ、 各畜種用とも前年同月を上回
った。
これは、 10月からの配合飼料価格の引き下げを前に、 生産が減少した9月分が
10月に上乗せされたためと見られる。
● 11月の輸入
輸入価格は依然高値
11月のとうもろこしの輸入量は、 82万3千215トン (▲12.5%)となった (図2
−1)。
とうもろこしの輸入価格は、 2万3千226円/トン (45.5%)と、 前月より下げ
たものの依然高水準である (図2−2)。
● 9月の国内価格
前年同月を大幅に上回る
9月の配合飼料工場渡価格 (全畜種加重平均) は、 4万1千333円 (34.5%)で
あった (図3)。
昨年10月以降4期連続で引き上げられてきた配合飼料価格は、 10〜12月期の約
1,100円/トン (全畜種加重平均) の引き下げに続き、 1〜3月期についても約2,
000円/トンの引き下げとなった。 主原料のとうもろこしの国際価格が、 アメリ
カの96年産の生産拡大などにより、 下落していること等が主要因と見られる。
1〜3月期についても引き続き、 価格安定制度による通常補てん (約2,300円/
トン) が行われる。
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