鶏 卵

鶏 卵


● 10−12月期の生産量

前年同期をわずかに上回る

 10−12月期の生産量は、 卵価が高位安定し、 え付け羽数が年度累計で9.6%増
と前年同期を上回っていることから、 65万9千837トンであった (2.0%、 図1)。 

 月別では10月22万3千520トン (3.1%)、 11月21万5千949トン (1.2%)、 12月
22万368トン (2.2%) となった。 

 今後の生産指標となる1月の採卵用めすのひなえ付け羽数は、 851万7千羽 (2.
3%、 図2) で、 前月に引き続き前年同月を上回った。 
◇図1:鶏卵の生産量◇
◇図2:ひなえ付け羽数◇

 

● 1月の輸入量

前年同月をわずかに下回る

 1月の輸入量は9千107トン (▲1.3%、 殻付き換算、 図3) であった。 

 マヨネーズ等の原料となる卵黄 (粉以外) の8年度の累計 (4月〜1月) 輸入
量は、 前年同期に比べて11.8%増となっている。
◇図3:鶏卵の輸入量◇

 

● 1月の卸売価格

前年同月をやや下回る

 1月の卸売価格は、 年末・年始の休市による在庫が例年に比べて多めであった
こと等から179円/kg (▲5.8%、 東京・全農M、 図4) となった。 

 標準取引価格は、 167.79円/kgと補てん基準価格 (168円/kg) をわずかに下
回ったが、 補てん単価が1円に満たなかったため、 前月に引き続き、 鶏卵価格安
定対策事業による補てんは行われなかった。 

 2月は、 量販店による特売用の手当てが活発となったこと等から、 断続的に値
を上げ、 下旬には240円/kg (東京・全農M) となった。
◇図4:鶏卵の卸売価格(東京)◇

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