企画情報部情報一課
農畜産業振興事業団は10月16日〜18日の3日間、神奈川県川崎市で「特産ちく さん物フェア」を開催しました。「ちくさんフードフェア’98」の総称の下に第 17回部分肉フェア、ジャパンミートピア’98 in かながわも同時開催され、会場 の日本食肉流通センターは大勢の家族連れなどの人出でにぎわいました。 このフェアは、全国各地で地域の特色を生かして生産されている畜産物の紹介、 生産者と消費者の交流、畜産物に関する知識の普及などを目的に毎年数カ所で開 催しているものです。川崎市での開催は今年で7回目となり、秋の行事としてす っかり定着したようです。 今年のフェアには16道県から27の出展があり、お国自慢の特産畜産物が所狭し と並べられ、各ブースは試食品に舌鼓を打ったり、珍しい特産物を買い求めるお 客様で大いに賑わっていました。 今年は「畜産物と衛生管理」をテーマに、鎌倉女子大学の成瀬宇平教授に監修 をお願いし、家庭でできる身近な衛生管理について、パネル等の展示、パンフレ ットの配付を行いました。また、体験コーナーでは実際にステーキを焼いている 時の肉の温度を測定したり、拡大装置を使って手のひらの細菌の状態を手洗いの 前後で比較するなどの実地体験に、大勢の方々に参加していただきました。 特設のミニステージでは、料理研究家の石井暁子先生による畜産物を使った家 庭料理の実演の中で、成瀬先生が衛生管理のポイントを説明する「家庭でできる 衛生管理セミナー・料理講習会」を実施するなど新たな催しも加わりました。 台風10号の影響による一部催事の中止でご迷惑をお掛けいたしましたが、お陰 様で、今年もフェアが無事終了したことをご報告申し上げるとともに、ご来場い ただいた方々、出展者、関係道県並びに関係者のみなさんに厚く御礼申し上げま す。
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