奈良県/直井 重夫
8 月10日から14日の 5 日間、「夏だ!パワーだ!畜産製品大集合!」と題し た「ならの畜産フェア」が奈良県庁県民ホールで開催された。このフェアは、消 費者に県内の畜産を紹介し、畜産製品の消費普及拡大を図るため、奈良県畜産課 の主催、県畜産農業協同組合連合会、県牛乳普及協会の協力で行われた。 ホール入口には、ヤギや羊、ひよこを放したミニ動物園のふれあいコーナーも あり、夏休みの子供たちであふれていた。また、県庁が奈良公園に面しているこ とから、観光客で賑わった。 会場では、県内で生産されている牛、豚、鶏、合鴨の生肉や加工品、牛乳やヨ ーグルト、アイスクリームなどの乳製品のほか、蜂蜜やローヤルゼリーなど多数 を展示し、県特産品の大和肉鶏、やまとの地卵、若鶏、ヤマトポーク、ならはち みつなどの「新鮮・安全・安心」でおいしい畜産製品のPRを行った。試飲、試食 コーナーでは、牛乳に抹茶やいちごジャムを混ぜたミルクシェイクの試飲や温泉 卵のプレゼントも行われた。 牛乳の消費拡大を図るため、骨密度測定コーナーを設け、栄養士による食生活 改善のアドバイスが行われ、特に女性の関心を集めた。パネル展示やビデオ放映 による学習コーナーでは、子供たちへの畜産クイズが行われ、正解者に抽選で記 念品がプレゼントされた。 開催の模様はNHKや奈良テレビで放映され、新聞でも報道されるなど、広く紹介 されたこともあり、期間中の入場者は、当初主催者側が予測した2,000人を大きく 上回って4,637人と大盛況であった。
【県民ホール入口でのミニ動物園】 |
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【ならの畜産特産品が勢ぞろい】 |