【香川県を代表するおいしいブランド、「讃岐三畜」】
香川県／湊 惠
7 月 5 日、肉質にこだわり、味にこだわった香川県特産の讃岐牛、讃岐コー チン、讃岐黒豚の三大畜産物を「讃岐三畜」としてブランド化し、生産振興から 消費拡大までを目指す「讃岐三畜銘柄化推進協議会」の設立総会が高松市内のホ テルで行われた。「讃岐三畜」とは、昔からの名産である讃岐三白（砂糖、塩、 綿）になぞらえたものである。総会では、会長に、平井城一香川県知事が選ばれ、 平成10年度の事業計画を決定した。 この協議会は、讃岐牛銘柄推進協議会（昭和63年設立）、讃岐コーチン推進協 議会（平成 5 年設立）に加え、本年 5 月に設立した讃岐黒豚推進協議会の三つ の推進協議会を統合するもの。構成27団体により、今後普及推進に必要なコスト の重複を避け、讃岐三畜としてPRの相乗効果を持たせるのがねらいである。 設立総会には、県をはじめ関係団体から代表40名が出席、平井会長は「三畜に ついては、これまでに10年以上の歳月をかけ、地域性を生かしながら安全で高品 質、低コスト化に努め商品化を図ってきた。協議会設立を機に、21世紀香川県農 業農村計画に基づき、競争力のある足腰の強い畜産振興と普及推進を目指そう」 と挨拶があった。 平成10年度事業の柱となる普及推進活動費等、総事業費31,200千円が計上され、 以下の事業を実施することを申し合わせた。 ①有名ブランドの市場調査 ②三畜を扱うレストランの育成 ③各種マスメディアを活用した広報宣伝 ④県内外での畜産関係イベント参加によるPR ⑤ホテルや旅館への販路開拓 ⑥県内外での消費者懇談会の開催 ⑦アンテナショップの設置 ⑧ポスター、パンフレット等販売促進 資材の作製 設立総会終了後､100名ほどの消費者、生産者の代表が参加し、讃岐三畜の料理 講習会、試食会が開催された。家庭でも簡単にできる三畜の料理がそれぞれ１品 づつ紹介されるとともに、ステーキやしゃぶしゃぶ等の試食も行い、讃岐三畜の 銘柄化に一層のご支援、ご協力をいただく事をお願いして、盛会のうちに讃岐三 畜銘柄化推進協議会の旗揚げが行われた。
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