香川県/湊 惠
瀬戸内の温暖な気候と自然環境に恵まれ、作物は豊かに実り、人は皆、穏やか で情に厚い、そんな私達の香川県に新しいJAが誕生した。これからは、よりダ イナミックな事業展開とともに、身近な触れ合いも大切にし、ふるさと香川の発 展に貢献いただけるものと期待されている。 この農協は、平成6年に行われた県農協45周年記念大会において、県単一JA構 想の、遅くとも12年までの実現という特別決議によるものである。それから7年 あまり、県下45単位農協のうち、43単位農協(42市町)の参加により、12年4月 1日に香川県農業協同組合(JA香川県、組合長 丸本正憲氏)が発足した。 組合員数は、約14万700人(正組合員約8万9,800人)、貯金量約1兆2,300億円、 長期共済保有高約6兆7,400億円で全国でも最大規模のJAになる。 組織は、総務本部、営農振興本部、生活事業本部、信用事業本部、共済事業本 部の5事業本部制とし、高松市に置く本店の下に、地域の特性を生かして事業運 営を行う支部28カ所、さらに、組合員との接点となる支店177カ所を設けている。 なお、畜産部門は、営農振興本部内にあり、現在の課、事業所のほかに新たに 三豊畜産振興センターと同様な広域畜産センターが4カ所設置される。 新しく誕生したJA香川県では、JA香川県の顔として、暖かくて、元気なJAを 印象付けるシンボルマークを設定した。 JA香川県の頭文字「K」を形の基本とし、全体として「人」を表し、人を大 切にするJAを第一に表現した。また、日照時間全国一の香川県の環境地域性を 太陽で表現し、暖かさと強さを示し、色も「光」のオレンジ、「水」のブルー、 「大地」のグリーンの3色を使用。グリーンを基調とすることで、色のバランス からもJAらしさをイメージしている。 この新たなる香川県農協は、時代の変化に迅速かつ的確に対応できる組織とし て、合併のメリットを最大限に生かすとともに、地域に密着した農業振興の拠点 として、香川県農業の発展に向け、強いリーダーシップを発揮していくものと大 きな期待が寄せられている。 管内で飼育されている家畜頭羽数 (系統、商系含む)
【JA香川県シンボルマーク】 |