4〜6月−633,117トン(▲0.9%)
・前年同期をわずかに下回る。
・今後の生産指標となるえ付け羽数は、引き続き前年同月を上回って推移し8,
358千羽(2.6%)。農林水産省統計情報部のひな出荷見通しでは、前年同月
比で、8月5%、9月6%、10月1%(8月上旬聞き取り)。
7月−9,118トン(3.7%、殻付き換算)
・卵黄液、全卵液の大幅な増加から、前年同月をやや上回る。
・12年度累計では、39,846トン(5.4%)とやや増加。
7月−157円/kg(▲4.8%)
・猛暑の影響等から消費が低下しているとみられ、3カ月連続で前年同月を下回
る。
・標準取引価格は155.72円/kgで11円/kgの補てんが実施された。
8月−150円/kg(▲15.3%)
・引き続き猛暑の影響等から消費が低下しているとみられ、前年同月をかなり下
回る。
・標準取引価格は158.16円/kgで9円/kgの補てんが実施された。
鶏卵の卸売価格の推移
鶏卵の卸売価格はほぼ5年を1タームとし、ピークの時期から2年間で底まで
下がり、3年かけて回復するという周期的変動を繰り返している。
直近では10年7月が128円/kg(▲23.8%)を底とみると、その後11年度の卸売
価格は堅調に推移し、最需要期の12月には242円/kg(3.9%)まで上昇した。12
年度のひなえ付け羽数は、11年度の高卵価を受け、11年度を上回って推移してい
る。そのため生産量は今後増加することが見込まれる。周期的変動から考えれば、
上昇期に入っていると思われ、4〜8月の平均価格は171円/kg(▲4.8%)となっ
ている。今後、年末の最需要期に向け価格は徐々に上昇していくものと思われる
が、生産、消費動向から推移を見守る必要があろう。
元のページに戻る
月報「畜産の情報(国内編)の目次に戻る