● 上位4社が加工原料乳の8割を処理
ニュージーランド・デーリー・ボード (NZDB) によると、 同国の乳業メーカー 数は、 95年末現在で、 北島に7社、 南島に8社の計15社となっている。 このうち、 主要生産地域である北島のワイカト地区にある、 最大手のニュージ ーランド・デーリー・グループは、 加工原料乳全体の約4割を処理している。 同 じく北島のキウィ、 ノースランド、 トゥイ・ミルクの各社がこれに続いており、 この4社で、 加工原料乳全体の8割弱を処理している。● 乳業工場数は70年時点から大きく減少
輸出向け乳製品の工場数は、 95年10月現在で、 合計30工場となっている。 また、 95年6月現在の品目別工場数をみると、 バター9工場、 脱脂粉乳18工場、 チーズ12工場である (品目別に重複してカウント)。 70年代と80年代に乳業工場 の再編が進んだ結果、 95年の工場数は、 バターとチーズについてはそれぞれ70年 の15%の水準、 脱脂粉乳については同58%の水準まで減少している (図1)。