ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成11年7月6日号(通巻394号)


EUがオーガニック畜産物の生産基準を承認(full story)

【ブラッセル駐在員  井田  俊二 7月1日発】EU農相理事会は、6月、EUの
オーガニック畜産物に関する生産基準を承認した。統一的な飼養等の基準を定める
ほか、消費者に対し、基準に適合した製品であることを保証するため、今後、牛肉、
豚肉等の製品についてEU共通のロゴマークを付したラベルを提示することとなっ
た。

USDA、99年度MAP予算配分額を発表(full story)

【デンバー駐在員 本郷 秀毅 7月1日発】米農務省(USDA)は6月
25日、99年度(99年7月〜2000年6月)市場アクセス計画(MAP)
の各機関に対する予算配分額を発表した。これによれば、予算総額は前年度と同額
であるものの、畜産関係団体に対する予算配分額は、概して減額されることとなっ
た。


前途多難、豪州の家畜個体識別制度(full story)

【シドニー駐在員 藤島  博康 7月1日発】豪州では、現在、牛の誕生
からと畜までを個体ごとに電子耳標で識別管理する制度が計画されており、
ビクトリア州で試験的に導入されている。既に生産者に耳標を配布したもの
の、と畜場でのデータ収集や管理運営面で業界内の意見調整に手間取るなど、
試験導入ながら前途多難なスタートとなった。

シンガポールでウエットマーケットに冷蔵陳列棚(full story)

【シンガポール駐在員 外山 高士 7月1日発】シンガポールでは、
マレーシアで発生した豚を媒介とする伝染病をきっかけに、豚肉の流通に
変革がみられる。これまで温と体取引が中心のウエットマーケットに、冷
蔵陳列棚が導入され始めた。政府による冷蔵食肉取引への移行措置による
ものであるが、導入経費が高額であるなど、問題が残されている。


アルゼンチンの牛肉輸出、99年は回復基調か(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 7月1日発】アルゼンチンでは、
98年の国内牛肉価格の高騰の影響で、同年の牛肉輸出は数量、金額ベー
スとも前年を大きく下回った(それぞれ前年比35%、24%減)。同国
農牧水産食糧庁では、国内価格が平均水準に戻るなどの理由から、99年
の輸出量は約35万トンと推測している。

 

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