ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成13年5月15日号(通巻483号)


欧州食品機関設立に向け、暫定委員会開催(full story)

【ブラッセル駐在員 山田 理 5月10日発】2002年の欧州食品機関(European 
Food Authority:EFA)設立に向けて、暫定諮問委員会の第1回目の会合が5月
7日、加盟国政府の食品安全を所管する組織の代表者等を集めて、ブラッセルで開
催された。一方、EFAに関するEU規則は、昨年11月に公表されたEU委員会の
提案を基に、理事会と欧州議会で共同審議されている。これと並行して、1日も早
いEFA設立を実現させるため、関係組織の連携強化が開始された。


ケースレディー・ミート生産に取り組む米パッカー(full story)

【ワシントン駐在員 渡辺 裕一郎 5月7日発】米国の食肉パッカーにおいては、
小売店のショーケースに精肉パックとしてそのまま並べるだけという段階にまでカ
ット・包装を施した「ケースレディー・ミート」の生産が増加している。米国の食
肉業界誌に先ごろ掲載されたレポートなどを基に、こうしたケースレディー・ミー
トのトレンドやその背景について紹介する。


豪州・NZ羊産業、ラム肉貿易のWTO裁定を歓迎(full story)

【シドニー駐在員 幸田 太 5月10日発】世界貿易機関(WTO)は5月1日、
米国が豪州・ニュージーランド(NZ)産ラムに対して導入している輸入制限措置
について、最終的に国際協定違反とする裁定を下した。これに伴い、WTOは、米
国に対し今後60日以内に現行輸入制限措置の見直しを行うよう指示した。豪州・N
Z羊産業関係者は、この裁定を歓迎している。


マレーシアで躍進を狙うネスレ(full story)

【シンガポール駐在員 宮本 敏行 5月10日発】ネスレ・マレーシア社は、20
03年に発足が予定されるアセアン自由貿易圏(AFTA)をにらみ、今後2年間で
1億5千万リンギ(約48億円:1リンギ=32円)を投資して、マレーシアにおける
事業を強化・拡大していくと発表した。同社は、第2四半期の国内総生産(GDP)
成長率が5〜6%以上に改善されれば、今年の収益は2ケタの伸び率を達成できる
としている。


ウルグアイにも発生、メルコスルを巻込む口蹄疫(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 浅木 仁志 5月9日発】ウルグアイのソリアノ県の
牧場で4月23日、乳牛に口蹄疫を疑う兆候が確認され、その後の調べで口蹄疫ウイ
ルスによるものと判明した。今年3月中旬にアルゼンチンで口蹄疫発生が確認され
ており、ここに及び口蹄疫は、南米南部共同市場(メルコスル)を巻込んだ問題と
なっている。

 

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