肉用子牛


黒毛和種は高水準、乳用種は低迷

 黒毛和種は、平成2年4月以降おおむね強含みで推移していたが、3年1月から弱含
みに転じた。5月には値を上げたものの、6月は447千円/頭と5月に比べ25千円/頭
値を下げたが依然高水準にある。7月の速報値でも456千円/頭となっている(図5)。

 乳用種は、6月も139千円/頭とさらに低落し、7月(速報値)も132千円/頭とな
っている(図6)。

 なお、3年度第1四半期の指定肉用子牛の平均売買価格が告示され、「乳用種」に
ついては、147,900円と保証基準価格(165,000円)を下回り、肉用子牛生産者補給
金制度発足以来初めて生産者補給金の交付が行われることとなった(1頭当たり17,
100円)。

 また、「その他の肉専用種」については、日本短角種の価格が低迷していること
から、平均売買価格は162,000円と合理化目標価格(188,000円)をも下回ったので、
前年度(第3・4四半期)に引き続き生産者補給金の交付が行われることとなった
(1頭当たり49,400円)。


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