★自由化レポート


牛肉自由化を迎えた内外の動き−自由化後、2ヵ月が経過して−

デンバー駐在員 食肉生産流通部


 本年4月に牛肉の輸入自由化がスタートして2カ月余りがたちました。今回は、
自由化2カ月後の米国からのレポートと国内の消費の動きを報告します。

1.米国からのレポート

≪低迷する米国経済≫
 今年の10大ニュースのトップになると思われる「イラクのクウェートへの侵攻」
から始まった「湾岸戦争」の発生は、史上初めての実況中継付きの戦争ということ
もあり、1〜3月は米国民の関心の的であった。

 昨年から自分の家族・親戚・隣人・職場の同僚らが中東に派兵されており、家族
らは兵士のことが気がかりだったが、1月16日からの多国籍軍の反撃が開始され
てからは、CNNのニュースを見て兵士のことを心配する日が続いた。

 この湾岸戦争の影響で、昨年、米国経済に大きな影響を与える家計支出が伸び悩
んだ。米国の家計支出は、クリスマスに向かって伸びていくが、自分の家族・親戚
・隣人・同僚らが戦争に行っている間に自分達だけ浮かれている場合でないという
認識があり、昨年のクリスマス商戦は非常に不調であった。例年、デパートはクリ
スマス後に在庫一掃のためバーゲンセールを行うのに、昨年は12月初旬にバーゲ
ンセールが行われたほどであった。

 湾岸戦争が米国経済に与えた影響は、一時的に失業率を下げただけという意見
(弾薬の在庫を一掃できたという意見)があるが、湾岸戦争後はこの失業率も素に
戻ってしまった。また、GNPも昨年第4四半期からマイナス成長になっており、
日系企業はレイオフ(一時的解雇)を行わないという神話も崩れかけている。

≪少ない日本の牛肉輸入自由化報道≫
 このような情勢の中、4月1日から日本が牛肉の輸入を自由化したことは、既に
3年前に決まっていたこともあり、今の米国経済にとってはほんのわずかの好材料
でしかない。そのため、マスコミにおける報道も「日本の牛肉輸入自由化は、米国
の輸出業者がもっと日本に輸出できるようになったこと、関税に関する説明(関税
は70パーセントから1993年度の50パーセントまで毎年下がり、その後はウ
ルグアイラウンドで決定される、米国政府により日本は関税を35パーセントまで
下げて行くであろう、MEF会長セング氏いわく、全ての関税の平均4−5パーセ
ントがゴールである、等の内容。)、日本の消費者は豪州のグラスフェッド牛肉よ
り米国のグレンフェッド牛肉を好む、3−5年後には2倍の20億ドルの売上を見
込んでいる。」(4月3日ジャーナルオブコマース)「米国産チルドビーフの輸出
が増える。」(4月4、29ジャーナルオブコマース、その他業界紙)などで、日
本の自由化は、長期的に見て米国の輸出業者にとっては喜ばしいという内容ではあ
るが、既に決まっていることよりも次のターゲットである米に関する報道の方がよ
り多く見受けられた。しかし、自由化後の日本の牛肉に関する詳細な情報を求める
声は多くなってきている。

≪苦しいパッカー経営≫
 米国の牛飼養頭数は1983年から減少し続け、89年に底を打った後、わずか
に増加傾向に転じたものの増加のスピードは遅い。この影響により、飼養頭数の減
少→子牛生産頭数の減少→肥育素牛の減少→肥育素牛・肥育牛の高値という状況が
生まれ、肉牛生産者の利益拡大につながった。一方、パッカーは生産者と小売業者
の間で、原料高(素牛価格の高値による金利負担の増加等)・製品安(小売価格は
高くなっても卸売価格は高くならない。)の状況に陥り、未だかつてない赤字に追
い込まれている。一説によると、3月には、肥育牛を購入するパッカーでは1頭当
たり50−100ドル、フィードロットを経営しているパッカーでさえ1頭当たり
20ドルの損をしたと言われている。これは1頭と畜するごとに50−100ドル
又は20ドル支払わなくてはならないことを意味し、当然のことながら操業して赤
字を多くするよりも一時的休業・操業短縮を選んだパッカーが多かった。

≪パッカーの意見≫
 パッカーにとっては大変な時期に日本の牛肉自由化が始まったことになるが、次
のような意見が聞かれる。

〔自由化とともにチルド増、小口化〕
 「日本への輸出量は減少したが、最近少しは量が多くなってきた、特にチルドビ
ーフは多くなっている。LIPCの入札では一度に大量に買ってくれたが、今はオ
ーダーは多くても量が少なく、時間を費やす割にはたくさん売れない。」

 日本は自由化前にフローズンビーフを買った−特にホテル枠の消化のために米国
産ロインを駆け込みで買っている−ことからフローズンビーフの在庫はたくさんあ
る。そのため自由化後はフローズンビーフをあえて輸入しなくても市中玉を買えば
いい。輸入するのは必要な部位を必要な量だけ買えばいい。必要な部位を必要な量
だけ買うとすれば、シェルフライフ(商品寿命)がそれほど長くなくてもよい(小
口オーダーの増加)、消費者の好むグレンフェッド牛肉がいい、ハンドリングがし
やすく消費者の好むチルドビーフがいい、フルセットで買う必要がない、等から米
国産チルドビーフの輸出量が増えている。

 「これは自由化ではない、非自由化だ。」と言うパッカーもいる。

 米国のパッカーの数は豪州に比べて非常に多く、基本的には日本の輸入自由化は
供給先の拡大として歓迎しているが、米国の輸出量は生産量の5パーセントしかな
く、パッカーにとっては国内への供給が主流であり、国内の肥育素牛・肥育牛価格、
卸売価格の動向が輸出の動向よりも優先される。

 日本企業と関係のないパッカーは、自由化前と自由化後を比較した場合、自由化
前の方が一度に大量に売れたのでメリットはあったが、自由化後は商売で時間をか
ける割りに利益にならない。これらのパッカーの輸出量は減少した。自由化後の消
費、価格等のパターンがわからないので動くに動けない状況である。

〔長期的には輸出量漸増見通し〕
 「輸出量は少しずつではあるが増加して行くであろう。長期的に見なければ。」

 日本のフローズンビーフの在庫量の多さから、まず在庫が適正在庫になってから
本格的な輸入が始まると見ている。米国では、価格が安ければ消費者は買う(例え
ば、牛肉と豚肉・鶏肉との価格差が広がる(牛肉が高くなる)と消費者は豚肉・鶏
肉を買うようになる。)という常識があり、日本の消費者も安ければ買うと思って
いること、日本人が米国人と同じくらい牛肉が食べれるようになると思っているこ
と(米国人は日本人より1日当たり1.3倍もカロリーを摂取し、エクササイズや
ダイエットに精を出す人が多いという現実もある)などから、日本の牛肉消費が今
後増加していくのに伴い輸入量も増加し、輸入量に占める米国のシェアは高まるも
のと期待している。

 日系企業又は日本企業とジョイントベンチャーを行っているパッカーは、素牛高
・日本での製品安でカスタムフィーディング(委託肥育)から撤退した企業が多い
なかで、投資・提携した以上は日本に輸出しなくてはならず、新製品(品質、カッ
ト等)の開発、需要者にブランドのネームバリュウを植え付けるためには、継続し
て日本に輸出することも、長期的な観点から重要だと考えている。

 米国業界は、日本の牛肉輸入自由化という未知の市場に向かって、今すぐ積極的
にアクションを起こすというよりも、日本の牛肉産業がどう変わって行くのか、そ
れにどう対処すべきか見極めている状況である。(以上デンバー事務所、田原高文、
税所浩二)

2.自由化と牛肉輸入の変化

−畜産物の需給等情報交換会議での内容報告−

 平成3年4月1日より牛肉の輸入が自由化され、割当制度時と比べ輸入に関する
情報が少なくなってしまいました。そこで事業団は、自由化後の牛肉輸入の状況、
及び、それに付随する様々な状況を把握し、広く情報を提供するため、畜産もの需
給等情報交換会議部門委員会(牛肉の輸入段階に係る部門委員会)を設置しました。
このたびその第一回の会合を以下のとおり開催し、自由化によって牛肉輸入の実態
がどのように変化したのか、また、今後どのような傾向で推移するのか等につきま
して、実際に牛肉輸入を担当している商社の皆様から座談会形式の意見を伺いまし
たので、その概要について報告いたします。

 日 時 平成3年6月5日(水)12:00から
 場 所 畜産振興事業団2階会議室
 参加者 牛肉輸入商社(5社)
     の実務担当者

自由化へは比較的スムースに移行!

 牛肉輸入の自由化は、国内の食肉業界及び食肉関係者にとって歴史的な出来事だ
った。この出来事から約2カ月を経過した今、輸入業務に携わる方々がどのような
感想を持っているのか、自由化の前後の比較も含めて率直な意見を伺った。

 出席者の意見が一致したのは、これほどの制度的な激変にもかかわらずたいした
混乱もなく『比較的スムースに自由化に移行できた』ということである。なお国内
の輸入牛肉在庫(4月末現在98.8千トン)も多く、事業団も在庫の放出(4〜
5月の市場売渡実績7.6千トン)を続けている現在の状況から、まだまだ『先行
きは不透明』であり暗中模索の状況の中で、業界全体がなかなか『思い切った取組
み方をしにくい』ということが、逆に大きな混乱を招かなかった理由として挙げら
れてもいる。

ユーザーが不特定で先物手当が困難!

 自由化で大きく変化したことは、なんといっても事業団を経由せずに自由に取引
ができるようになったことである。特にチルド牛肉については、受け渡しの時間的
なロスや輸入枠手配の煩わしさがなくなり、ユーザーと価格の折り合いさえつけば、
すぐ取引できるようになった事が商売上大きなメリットとなった。しかしその反面、
事業団だけを相手に取引していた時代に比べユーザーが不特定多数となり、先行き
の不透明感も手伝って必要とされる部位や量の予測がたてにくく、『先物の手当が
やりにくい』という点も指摘されている。

輸入牛肉の相場低迷は予想どおり!

 国内の需給及び価格の動向については、自由化前もかなり苦しい状況が続いてい
たが、自由化後もかなり苦しい状況が続いていたが、自由化後も在庫の圧迫により
需要者に買い叩かれることが多く、価格は下げぎみで推移(エージドフルセット:
4月15日現在1,038円/s、30日現在998円/s、5月15日現在99
0円/s、事業団調べ)し『相場は低迷を続けている』模様である。こののことは、
『ある程度予想されたもの』だったが、『荷動きが期待したよりも鈍いのが誤算』
であった。

4月の輸入量は多すぎる!

 4月の牛肉輸入実績が発表された(32.9千トン、前年同月比116.6%、
部分肉換算)。これは自由化後最初の発表であり、国内の食肉関係者が非常に注目
していたものであるが、『少し多すぎるのでは』という感想が大勢を占めた。多く
なった原因として、

1) 自由化前に手配していた先物予約分が4月実績で通関されたこと、特に2〜3
 月は原産地相場が底値になるので、輸入自由化を見越して夏場の焼肉商材まで手
 当したのもあるのではないか

2) 自由化前に本邦に到着していた牛肉で、70%関税を支払っても自由化後の方
 が価格的に有利になる物が4月に集中的に通関されたこと

3) 自由化後に新しい販売ルートを積極的に開拓しようとしている者が、各種の商
 材を取り揃えるための輸入を行ったこと

4) 自由化前は輸入商材から輸入牛肉を買っていた者が、自由化になって自ら輸入
 に手をだし始めたにもかかわらず、輸入商社はその者の需要を見込んで輸入した
 ため供給がダブってしまったこと
が挙げられる。

5〜6月の輸入実績は確実に減少!

 以上のような特殊な理由により4月の輸入量が多くなったと考えられることから、
5月以降はこれらの増加要因がなくなるため『輸入実績は減少する』と思われる。
しかし、確実にそれが数字になって現れてくるのは、牛肉流通や販売事情等の関係
により6月以降にずれ込む可能性が高いが、いずれにしても『4月のような数字が
続くことはありえない』ということが共通した認識である。

原産地は供給過剰による買手市場!

 自由化後の原産地の状況についてみるとなんといっても大きな変化は、『原産地
価格がかなり下がってきた』ことである。これは供給過剰によりかなり買い叩かれ
ていることが第一の原因として挙げられるが、輸入枠がなくなったことより少しで
も多くの牛肉を売り込もうとする海外のパッカーたちの競争の結果でもあるようだ。
今、原産地では素牛価格の高騰と製品安のため、パッカーはかなり苦しい状況に置
かれている。

原産地は部位別の需要に応じる努力をすべし!

 自由化によりユーザーの原産地に対する要求も多種多様となり、これに対する
『原産地の対応もかなりの差』がでてきている。例えば、国内のユーザーが必要と
しているロイン系の部位だけを発注しても、オーストラリアのパッカーはあまりこ
れに応じることなくフルセットによる売り込みを行ってくる傾向にある。これに対
してアメリカのパッカーは自由化以前からも部位別の発注に応じてきたが、さらに
積極的にたとえ半コンテナ程度の売買でも指定した数部位を混載してくれるように
なった。このことについて参加者からは、「オーストラリアは今まで事業団がフル
セットを買入れていたため自由化後もフルセットで売れると思っているのではない
か。」とか「アメリカに対して価格競争力があると思ってこちらの要求に答える努
力を怠っているのではないか」といった厳しい話も出た。またチルドパック技術で
はオーストラリアの方が上回っている、と言われていることについても、「輸出競
争上さほどのメリットではないし、アメリカもどんどん技術力を向上させてきてい
る。」ため、オーストラリアにとってはかなり苦しい状況になりつつある。

オーストラリアのシェアがアメリカに食われる!

 このような状況が続くようだと、今後ますますアメリカ産の牛肉に人気が集中し、
『オーストラリアとアメリカのシェア(4月の実績、オーストラリア49.9%、
アメリカ48.0%)が近いうちに逆転する』こともありうると思われる。国内の
需要者の好みも高級化指向を反映して『アメリカ産チルドに傾いている』ため、こ
れもアメリカ有利の状況である。オーストラリアがいつどのような方法で形勢挽回
に乗り出すのか、また、他の輸出国がいかにして日本の牛肉市場に食い込んで来る
のか、本格的な競争は始まったばかりで、これからいよいよ激しさを増しそうな気
配だ。

高級化指向でブランド間格差が拡大!

 自由化後の国内市場の変化については、輸入業者が今、最優先課題として取り組
んでいるのは販売ルートの確立であり、そのためユーザーの動向に関する情報の収
集にはたいへん力を入れているようである。特徴的なのはユーザーがかなり変化し
てきたことで、仲間取引が少なくなり、『販売力のある量販店等が積極的に動きだ
した』ことだ。担当者は輸入牛肉についてよく勉強しておりブランド知識が豊富で、
ブランドを指定した上での発注や、中には工場までも指定してくることもあるほど
だ。その結果『ブランド間格差が一層顕著』になり、人気のないブランドはいくら
安くしても売れない状況になっている。また量販店は売上金額重視のため、高級指
向の品ぞろえを行うべくアメリカ産チルド牛肉を積極的に扱う傾向にあり、特にチ
ルドには安定的な需要があるため、今後『チルド牛肉は国内での輸入牛肉流通の主
流になって行く』ようである。

小売店での加工用バルク肉の需要が伸びる!

 加工用バルク肉については、事業団がテーブルミートとしての流用を防ぐためイ
ンナーカートンを使用しての小口化はなるべく認めない方針であったことから、そ
の形態の変化はあまり見られなかったが、自由化後小売業者が加工用バルク肉を積
極的に商材として利用していこうという傾向が現れてきた結果、その形態や品質に
対する要求にかなりの変化が見られるようになった。例えば小口化の要求に付随し
ての、赤身率や品質の均一性に対する厳しい要求がそれである。今はまだ事業団が
加工用バルク肉の在庫を抱え(5月末在庫5,597トン)定期的に相対的安値で
売り渡している状況では、量的には輸入に大きな変化は現れていないようだが、事
業団在庫がなくなったときには輸入量はかなり伸びると思われる。

平成3年度の輸入量は32〜35万トン!

 農林水産省が発表した「農業観測」の中で、「平成3年度の輸入量は、国内生産
がやや増加するとともに、2年度末に高水準で残った輸入牛肉在庫(3月末10.
3万トン、事業団調べ)の取崩しが進むと見込まれることから、前年度並み(38.
4万トン)ないし下回ると見込まれる。」としている。これに対し参加者の意見は、
ほぼ32〜35万トンという水準一致した。ただし国産牛肉の人気が予想以上に高
まればもう少し低水準になるかも知れない、という注釈付きである。この水準で1
カ月の輸入量を単純に計算すると2.7〜2.9万トンということになる。

輸入牛肉の品目別輸入動向調査について

 4月からは、関係商社の協力を得て、当月の通関実績数量等について通関統計の
発表に先立ち調査を実施している。4月の集計数量の通関統計数量比は72%のカ
バー率を示している。

 この調査が今後の輸入動向の先行的な指標となるとともに、冷蔵品及び冷凍品の
輸入比率の動向等についても参考となるよう調査の充実につとめて参りたい。

〔輸入牛肉の品目別輸入動向調査〕
1.平成3年4月(平成3年5月10日現在集計・対象38商社)
(1) 調査報告数量   (2) 通関統計ベース
   4月通関実績    4月通関実績
冷蔵 冷凍 合計 冷蔵 冷凍 合計
枝肉 588   588 枝肉 688 15 703
フルセット     0          
かた 3,161 2,163 5,324 かた 8,260 4,134 12,393
ばら 1,690 5,345 7,035 ばら 2,041 8,437 10,478
ロイン 2,665 1,804 4,469 ロイン 3,540 2,438 5,978
もも 3,075 1,061 4,136          
その他 52 2,321 2,373 その他 77 3,416 3,492
合計 11,231 12,694 23,925 合計 14,605 18,439 33,044
2.平成3年5月(平成3年6月10日現在集計・対象38商社)
(1) 調査報告数量   (2) 通関統計ベース
   5月通関実績    5月通関実績
冷蔵 冷凍 合計 冷蔵 冷凍 合計
枝肉 295 0 295 枝肉      
フルセット     0          
かた 2,789 2,306 5,095 カタ・モモ      
ばら 1,894 5,303 7,197 ばら      
ロイン 3,022 1,445 4,467 ロイン      
もも 4,478 804 5,279          
その他 154 2,352 2,506 その他      
合計 12,629 12,210 24,839 合計      
資料:畜産振興事業団調査、ただし通関統計ベースの数値は「貿易月表」
   (大蔵省)による。
注 :1 数量の単位は、トン。
   2 数量は、通関数量ベースで、くず肉及び煮沸肉を含まない。
   3 通関統計ベースの数値は四捨五入してあるので、合計とは必ずしも
     一致しない。


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